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小浦一文字の虫ヘッド石鯛とタンコブゲーム

友釣りエキスパートのオーナー・ザイトフィールドスタッフ上田弘幸さんが、実は和歌山県小浦一文字の前打ちイシダイに精通しているのは、先日発行された月刊つり人3月号をご覧になられた方はご存知だと思います。


そんな上田さんから小浦一文字について色々お聞きしていたのでいつか行かねば…と思っていたところ、先日運よくエサが手に入ったので、2/12に釣友の松岡さんとチャレンジすることにしました。

当日は阿尾の照ちゃん渡船を利用。
6:30に出船し、一のハエなどに磯釣り客を下した後、小浦一文字へ。

小浦一文字といえば夏にシイラなどの青物が回ってくると人で溢れかえるイメージがありますが、この時期はベタ凪快晴と言えどもさすがに人はまばら。
釣り客は広大な波止全体で10名ぐらいでした。

この時期、イシダイは通常の底物釣りではなかなか釣れず、釣れているのは牡蠣やカラス貝を使った前打ちや落し込み釣り。
上田さんの記事を見てみると、基本的にやっていることはカブセ釣り風の虫ヘッド釣法と大きくは変わらないので、きっとこの釣り方でも狙えるはず。
遠回りかもしれませんが、何事もチャレンジです。

エサは通販で買って冷凍しておいた瀬戸貝と、前日の釣りで少々余った活きサルボ貝を準備しました。

前回余った冷凍イガイをポイントに撒いてから釣りスタート。
松岡さんは瀬戸貝を使うので、私はとりあえずサルボ貝を使い切るためメインに使いました。

虫ヘッドパワーは2g、虫パフックはMをセット。

壁際に落とし、着底させてアタリを待っていると、明らかに小さなエサ取りのアタリ。
エサ取りにエサを突かせていると、匂いが海中で拡散し、そのうちイシダイの活性が上がったり、寄ってきたりするはず。
潮があまり動いていませんが、イシダイがいることを信じて辛抱強く本命のアタリを待ちます。

しばらくするとサルボ貝が尽き、瀬戸貝にシフト。
が、本命らしきアタリはなく、エサ取りのフグにキタマクラ、ハコフグ、シラコダイ、ガシラなどがポツポツ掛かるのみ。

やがて弁当船が来たので、一旦休憩。
せっかくの温かい弁当を冷ますのはもったいないのです。

状況が変わったのは、食後しばらく経って下げの潮が本格的に動き出してきた昼頃。
エサ取りが減り、代わりにエサ取りのアタリが少し強まったように思えました。

潮が少し速くなり、風も強まったので釣り座を少し低い場所へ移動。

状況変化に期待しながら投入を繰り返していると、やがて瀬戸貝を持ち上げる本命らしきアタリがきました。

合わせを入れると結構走るので、イシダイだと信じて上げてくると…見慣れた赤茶色の魚体が。

45cmほどのコブダイでした。
コブダイももちろん第二本命ですが、イシダイだと信じてやりとりしていたので、ちょっぴりガックリ(笑)

今まで姿を見せなかったコブダイが釣れたので、きっと良い方向に状況が変化したのだと集中していると、その20分後にまたも持ち上げる明確なアタリ。

合わせは無事決まりましたが、先ほどのことがあるので本命だと信じずにやりとりしていると…やがて青白い魚体が浮かんできました。

抜こうと思えば抜けるサイズでしたが、万が一があるので松岡さんにタモに入れてもらって慎重に取り込み。

40cmちょいのイシダイでした。

潮がさらに走り、まだ釣れそうな気配がしていましたが、逆に速くなり過ぎて釣りづらくなり、最後に松岡さんが50cmほどのコブダイを釣ったのを最後に、15時半の便(最終便だと勘違いして、船が来た時バタバタしてしまいました(笑))で納竿としました。

初の小浦一文字でのイシダイ狙いでしたが、運よく1匹釣れてホッとしています。
相手が相手だけに簡単に釣れるワケではありませんが、真冬でもイシダイが狙える貴重な釣り場なので、エサが手に入ったらまた釣行したいと思います。

■タックル
ロッド:バンプティーS72/SL
リール:イグジストLT4000-CXH
メインライン:BroadPEx8 KIZUNA1.2号
リーダー:フロロ8号2ヒロ
ジグヘッド:虫ヘッドパワー2g
アシストフック:虫パフックM

 

当日の様子は個人のyoutubeアカウントにアップしておりますので、よろしければご覧ください。

 

スタッフ 西浦伸至

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