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灼熱のショアGT

おつかれさまです。
スタッフの吉成です。

 

いまこの書き出しを自分で見ながら「スタッフの吉成です」という表現に軽い違和感を感じつつ書き始めました。

 

我々のような昭和40年代の者にとっては「オーナーばり社員の」と表現にするほうがしっくりくるのですけど、時代の流れでしょうか?最近は「スタッフ」と自身を表現することにも多少は慣れてきたような気もします。

 

そんな他愛ない書き出しをさせていただきつつですが、毎年楽しみにしている奄美大島での夏磯GTトリップのことを書かせていただこうと思います。

 

お時間あれば、軽くご一読下さい。

【 釣行二回に一度くらいのバイト確率】

10年ほど前、北大東や奄美大島といった南の磯釣りに私を誘ってくれたのは友人の掘さんですが、彼はトカラを中心にずっとGTをメインにやったきた人です。

ヒラマサやぶりといった青物の釣りとと異なる絶対的サイズ感や、多種多様な魚種のヒット、南方独特の青い空、透き通った海、そしてどこかついて回る、すこし物悲しい戦争の傷痕。

そういった沖縄や奄美大島の釣りに惹かれていきました。

北大東のギザギザの磯をランガンするハードさも、トカラの暗闇で巨大な補食音やなんだか訳のわからないもののけの気配(思い込みかもしれませんが)、奄美の名瀬や古仁屋の町の風情。そんなすべてが色濃い南の思い出です。

メインターゲットはGTです。
振りかえってみれば奄美で言えば、おおむね2回行けば一度はバイトがあるという頻度で、GTは私をドキッとさせたくれました。どちらかと言えば幸運な頻度で出会えてきたようです。

ちなみに南の島にいくときは、表層系のルアーのみを持っていきます。見える範囲でのバイトがたまらなくGTらしいからです。

青い空と、透明すぎる海でルアーへのバイトが炸裂する様は何度経験してもたまりません。

さてさて、今回はバイトあるかなぁ?と。出掛けていきました。

 

【初日三投めにまずカスミくん】

今回は名瀬から渡船で出ました。

現地で福岡から合流したのは松岡さんと谷村さん。奄美在住でいつも手助けしてくれるせいた君という合計5名です。

もちろん、そのなかで一番のおっさんは私。
皆に迷惑かけないようにしないといけません。

1日めは二つの磯に別れ、わたしは堀さんとやりました。海の状況はほぼ凪ぎにちかく、「もう少し波っけがほしいかな」という感じでしたし、潮もそんなには動いていませんでした。

ところが意外なことに、三投めでダイビングペンシルに激しいチェイスからカスミアジがヒット。まだ薄暗い中でのヒットでした。


心地よい引きを堪能できました。

その後はなにも反応がなく、10時頃に別の磯に瀬変わりさせてもらいました。変わった磯は比較的大きく5人全員で上がることができました。
50代後半のおっさん三人に、若いアングラー2人というメンツなんですが、なんとも笑いの絶えんマイペースな釣りで、みんな思い思いです。

GTからのコンタクトは堀さんに1度、せいた君に1度。
堀さんのBEGINへのバイトは惜しくもルアーとGTの補食タイミングがずれたそうです。隣の谷村さんに話しかけよそ見しているとそこにGTがバイト、そうとは知らない(ルアーを見てない)堀さんは、まるでGTからルアーを取り上げたような状態だったとは、一部始終を見ていた谷村さんの話し。せいたくんには推定30~40キロくらいのがヒットし、さすがに落ち着いてファイトしてましたが、数秒でフックアウト。

せいたくんは、当日ほとんどキャストせず我々年配のおっさんたちなサポートに終始してくれていた中、ほんのすこしタイミングをみて投げた数投でヒットさせる技量。「あのヨレからハズれたところで食った来ましたねー」と。もう数多くのGTを手にしてきた彼にとって、さほど残念がるでもなくな感じに凄みを感じました。

そうこうしつつ、自分のポッPNGするBEGINに足元でバイトしてきたのは重さ不詳のサメ。

20年前のリールでこのサイズの鮫をずりあげて、ルアーを回収できました。日本のリールってすごいなぁ。いつも思うのですが、ぶっちゃけサメは強く、ラインシステムやファイト姿勢などを確認するにはとても貴重な相手です。

せいた君が見事にサメにダメージの少ない顎にギャフ掛けしてくれたので、ビビりつつも無事ルアーを回収し元気に海にもどすことができました。

 

【 出た!! 本命 】

そうこうしているうちに回収時間迫るなか、磯のトップからデッドベイトで流していた松岡さんにGTがヒット! 落ち着いた見事な誘導でGTはギャフを構えるせいた君の前に。
そしてまたもせいた君の見事なギャフワークが決まり。GTはタイドプールに。

釣りあげた松岡さんはGTが元気になるまで、掌でタイドプールをかき混ぜ酸素をエラに送り、GTを前後に揺すり続けた。
やがてGTの目玉がクリクリ動き始め、胸びれがピンと張り、「早く海に戻してくれよ」という精気が戻ってきた。

松岡さんは「もう疲れたたい」とファイトと蘇生で疲れつつも心地よさそうな笑顔をみせ、リリースは谷村さんに代行依頼(笑)。

みんなで釣った1尾な感じがすごかったですね。
すごく満足できました。

この日は擊投の新しい竿ケースとか、PFDとか、機能確認もできたので、そのが報告は擊投サイトなどで書いてみました。

初日の道具だては次のようなものです。

竿:レイジングブル98
ワイルドブレイカー104
リール:トーナメント5000・6000
ラインPE8号 10号
リーダー:ナイロン200ポンドの先にフロロカーボン170ポンド
試作品極太リングボールベアリングスイベル#4


ルアー:ヤンバルアートクラフトBEGINシイラカラ、GTハリアーブラック、KM工房ティンバーGT,ロング、yペン210(ピンクグロー)などをローテーション。

 

 

【2日め】

この日も名瀬港から出船。のんびり出船したこともあるし、釣り人も多く、船長もはしりまわってくれるものの、なかなか上がれる磯が見つかりません。
なんとか上がれる磯をみつけてやってみましたが、堀さんのトップにに青チビキが1尾ヒットしたのみで2日めを終了しました。
ヒットの気配がない砂浜の底の砂紋が見えるような磯でしたし、さすがに暑すぎた。
ほかの皆もヒットなしです。

 

【釣りはなんなのか?】

釣りを主たる目的で現地に向かうわけですが、求めているものはいつも「良質な思い出」のような気がします。

体調管理に気を付けながら、まだまだ、南の夏磯で大型の魚と引っ張りあっていたいなぁといつも思います。

長くなりそうなのでこの辺りで。

 

フックはST66
3,5/0 4/0 4,5/0使ってました。

 

企画営業部 吉成秀人

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