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姫路沖一文字のチヌ&牛窓沖のタイラバ

先日、兵庫県姫路市のクラカケ島へチヌを狙いに行きましたが、見事にボーズ。
このままでは納得できず、どうしてもチヌの顔を見たいため、少し前の話ですが、9月29日(土)、今度は姫路市の山口渡船さんを利用して15時~22時までの半夜便で沖一文字へ釣行です。

今冬発売予定のバッカン各種

夢前川の河口を走ること約20分、沖一文字へ到着し、早速マキエ作りと仕掛作りに取りかかります。

エサを混ぜやすい大容量

水汲みバケツは持ちやすい成型ハンドル

瞬時にサシエが掴めるサシエケースとたくさんのマキエをストックできるバッカン

私の仕掛は道糸ザイトフラッシュCX2号に円錐ウキBを通し、スクラムロングストッパーを取り付け、ハリスはザイト磯フロロ1.5号、ハリは「身軽グレ7号」を結びました。同行者のスタッフは、1号の棒ウキに、道糸ザイト磯の白2号、ウキ止め、ウキゴム、オモリとサルカンのあいだ部分の全てをピタッとストッパーで止め、ハリはスーパー競技チヌ3号です。このピタッとストッパー、カン付きウキを使ったウキ釣りには便利なもので、まず、道糸にしっかり止まり設定したタナよりズレにくいので、こまめな調整が不要となり、なおかつ通常のウキ止ゴムと比較してシルエットが小さいため、仕掛全体の見た目がコンパクト、魚が掛かった時の抵抗感も軽減させます。

棒ウキのセッティングイメージ

棒ウキやカン付き円錐ウキをメインで使われる方は、ぜひ、一度ピタッとストッパー」をお試しください。

フカセ釣り、ウキサビキ釣りなどに便利なピタッとストッパー

それでは話を戻しまして、マキエ作りが終わると、私は外向きのテトラ側へ、スタッフは内向き側に入り、16時30分より釣り開始。

外向きテトラ帯

日暮れが18時前なので、ウキが見える間は15m付近に仕掛を投入し狙いますが、サシエは取られないので、3ヒロで合わせていたタナを4ヒロへと変更し、しばらくするとウキが消し込まれました。
シュッとウキが消し込むアタリを捉えたのは久しぶりのことで、引き味も堪能したかったので、いつもよりもゆっくり目に浮かしてきたのは30cm前後のチヌでした。小型でしたが、早い段階でチヌを見ることができ一安心です。

それからは、夕まずめの時間帯に突入したのか、続けざまに30~40cmまでのチヌが日暮れまで釣れてきました。この調子で夜も期待しましたが、マキエが効きすぎてきたのか小アジが湧き、どこに仕掛を投入してもサシエサが取られる始末。

筆者が釣った40cm

このままでは、らちがあかないので、内向き側で釣っているスタッフの側へ移動することに。

夕日が綺麗かったので思わずポチリ

こちらでも、マキエを撒き続けていると小アジが集まってきますが、外向側ほど小アジの活性は高くなく、なんとか釣りになり、たまに、ガシラやセイゴが釣れてきます。

ガシラに癒される

また、遠くのほうでは、花火が上がる時間帯もあり、オッサン2人で眺めながら、「綺麗やなぁ~」とキモイ会話をしていました。
そして、午後9時頃、隣通しで並んでいたスタッフの電気ウキが目の前から一瞬で沈みました。すかさず合わせると、竿が弓なりに曲がっています。竿の弾力を活かし、時にはラインを送り出し、慎重に浮かし上げてきたのは45cmの丸々肥えたチヌでした。スタッフにとっては、この日初のチヌとなりました。

この日最長寸のチヌに喜ぶスタッフ

これを見て、僅かな残り時間でしたが、私にもワンチャンスあるかと思い、真剣に狙ってみますが、終了間際に20cm前後のチヌが1枚釣れただけで、あえなく納竿となりました。
今回は夕方の一瞬の時合でチヌが複数釣れたので、前回のボーズ釣行から比べると、良しとしたいところですが、終盤にスタッフがこの日最大の45cmを釣り上げたことが、自分にとってはどうも釈然としないので、また、リベンジに行く理由ができてしまいました。

翌日につきましても、そのままスタッフと一緒に岡山県牛窓沖で、タイラバに行ってきました。私が若い頃から長年釣りを通してお世話になっている70代の知人とその息子さんが、ボートを所有し、それに相乗りし牛窓沖に位置する青島、黄島、前島周辺に向かいました。
最初に最近よく釣れていた前島と黄島周辺の水深10~20mの間を流して様子を伺いますが、残念ながら魚の反応はなく、根掛かるだけで、悪戯に時間だけが過ぎていきました。
このまま続けても仕掛をロストするだけなので、ここは思い切って、最近あまり釣果が思わしくない青島へ、物は試しに行ってみることにしました。

青島

牛窓周辺の島々は、この時期から浅場で釣れることが多く、このポイントに移動してからも水深10~20m間を流します。そして私はこのポイントに移動してから、チェンジアップ交換鈎9号オレンジ色のカーリーネクタイと少量のスカートをセレクトし、それらをチェンジストッパーで固定し、シンカーは60gで釣ることに。
巻くスピードや回数を小まめに変えながら探っていると、隣で釣っているスタッフにアタリがきました。横から「大きそうやなぁ~」と声を掛けると「イヤァ~そうでもないですよ」と謙遜しつつも、しっかり取り込んだのは、50cmを超えるグッドコンディションの真鯛でした。

昨晩のチヌに引き続き、サクッと良型を釣り上げます。ムッとする気持ちを押し殺して巻き続けていると、次は私にヒットしてきました。8~9mほどの超浅い水深でヒットしてきたため、横走りしで引きも強く、浮かしてきたのは先ほどスタッフが釣ったものより少しサイズダウンの真鯛でした。先に釣ったスタッフが、赤色のネクタイとスカートだったため、私もそれに真似ることで釣果へと結びつきました。チェンジストッパーを装着していたからこそ、ここぞというタイミングで、瞬時に交換できた結果です。

あさって向き目線の筆者

そして、私のヒットを皮切りに、スタッフと知人にも良型がダブルヒット、スタッフにおいては、私や知人のことはさておいて、一時の間、連発で鯛を掛け楽しんでおります。

引きこみに耐えるスタッフ

安定のやり取りでいなす知人

ダブルヒットで大賑わい

こうなると私と知人は蚊帳の外状態、スタッフの竿曲がりをひたすら眺め羨み、愚痴を言ってふて腐れるだけで、たまにアタリが来ても指2本ほどのタチウオや小型のアコウが釣れてくるだけでした。容赦ないスタッフは、納竿直前にもとどめの良型を釣り上げ、なんともいえない気分の中、納竿としました。

釣れない時間帯でもコンスタントに釣り上げるスタッフ

それにしても、この2日間においては、スタッフだけが楽しんだ印象でした。次回同行していただくスタッフは「空気が読める方にしないといけないなぁ~」とつくづく思った次第です。(笑)

総釣果

スタッフ 萩田大輔

 

 

 

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