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夏の北海道トラウト遠征

昨年の遠征釣行の興奮がまだ収まらない息子にせがまれ、今年の夏休みも親子二人での北海道遠征釣行を決行しました。
 
前回の釣行よりも約1ケ月早い7月下旬、真夏日が続く神戸を飛び立ち新千歳に向かいます。新千歳空港に降り立つと、やはり涼しい!すぐに目的地である道東方面にレンタカーを走らせます。
 
道東方面の河川に午後2時過ぎに到着。川の様子を伺いに車外に出ると、すぐにアブの大群が押し寄せる状況。
もちろん普通に釣りができそうにも無いので、ポイントを移動するも、変わるポイント、ポイントでアブ、アブ、アブの状況。川を変えないといけない状況のようなので、初日の釣りは諦め、移動します。
 
途中、釧路に食事のため立ち寄ると、気温は16℃慌てて長袖を羽織りました。
釧路港には舞鶴を母港とする自衛艦「ましゅう」の姿が。自衛艦好きな息子はいつも近くの舞鶴港で見られる船をこんな遠くの地で見られて興奮してました。
 

自衛艦ましゅう 京都府の舞鶴を母港とする補給艦

 
2日目午前中はは道東の平野部河川に入川するもノーフィッシュ。そこで大きく知床へ移動することを決断。
 

入川しやすい川ですが、深みが少なくなっておりノーフィッシュ

 
知床の川はやはり、河口近くからすぐにオショロコマの反応があります。
 

ST-26 #14 うれしいオショロコマ

 
ときおりヤマメも姿を見せ、人工物がなく、昨年と変わることのない知床の河川を釣り上がります。
知床のヤマメは尻びれの縁の白さが際立ち、他の地方で釣れるヤマメと異なる雰囲気があります。
 
 
ヤマメはアップ~アップクロスのキャストでしかルアーにチェイスしませんが、オショロコマはダウン~ダウンクロスで攻めてもしっかりと反応してくれます。
それでもやはり、ルアーをターンさせるタイミングが重要で、そのタイミングが合わないと、ルアーを見切られる、追い切らない状況。そのためあまり高活性ではないのかと判断。
 
水中に手を入れると納得。思っている以上に水温が低い。水中に手を20秒もつけてられない程、冷たい。これでルアーへのチェイスがいまいちなのに合点がいく。低活性なので鈎は細軸のST-11ST-26をチョイスする。
 
大型にも対応できるよう用意していたST-36STX-38ZNを装着していたルアーはバッグの中に収納。
 
ただST-11装着ルアーにすると赤ちゃんヤマメがフックアップしてしまうので、それをさけるため (それらの小さい魚がすぐにばれるよう)なるべくST-26装着ルアーを多用するように意識して、ルアーセレクトしながら川を遡行しました。数多くのヤマメやオショロコマをキャッチし夢中になっているといつの間にか時刻は午後4時半を回っていました。野生生物のテリトリーであることと、安全を考慮し、早めに退渓。
 
 
3日目は知床半島を横断し、オホーツク海に流れ込む河川に入渓。
 
 
この川は前日以上に赤ちゃんヤマメが果敢にルアーにアタックしてくるので、それを避けるのに苦労しました。もちろんそのヤマメの親であるサクラマスもしっかりと深みに定位しているのも観察できました。ここでもオショロコマやヤマメがここぞというところからはチェイスがあります。
 
 
午後からの移動も控えていたので、正午過ぎには退渓。そしてサクラマスの遡上がしっかりと確認ができたため、観光地ともなっている斜里川のサクラの滝へ。数多くのサクラマスが遡上し、滝めがけてジャンプしている光景は圧巻で、サクラマスの逞しさを感じました。
 

 
最終日の4日目。空港までの距離を考え、十勝方面で釣りをする予定でしたが、早朝よりあいにくの雨模様で、川に入るのは危険と判断。泣く泣く釣りをあきらめ北海道を後にしました。
 
皆様にお願い
 
渓流魚は冷たい水の中で生活しています。 リリースする際もなるべく魚には触れずに。魚に触れる場合は、必ず手を水につけて冷やし、濡れた状態で触れるようお願いします。渓流魚が生き残り、釣りができる環境を残すためにも皆様のご理解とご協力をお願いします。
 
使用タックル
 
竿:5.6ft L
ライン:ナイロン4lb
スナップ:P-02クイックスナップ#0
ルアー:シンキングミノー40~50mm
フローティングミノー40~50mm
フック:ST-11 #14
    ST-26 #14、#12
 
スタッフ 垣本将輝
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