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家島宮沖一文字のタンコブゲーム

例年でしたら水温が下がる12月末頃から本格的にタンコブゲームをスタートするのですが、今シーズンはシーズン前から様子を見たかったので、11/29に前から気になっていた兵庫県家島諸島の一文字へ釣行しました。

家島というと遠いイメージがありますが、姫路周辺の渡船屋さんを使えばダイレクトに渡してもらえるので、意外に近いのです。
今回は那波渡船さんで家島宮沖一文字へ渡りました。

出船は4時で、20分ほどで同所へ。
波止の長さは300mほどでしょうか。
すでに他の渡船屋さんのお客さんが乗っており、意外と人口密度は高め。

暗いうちは情報がないものの、イチかバチか来シーズン用の新製品テストを兼ねてタチウオを狙ってみましたが、全く反応はありません。
周辺でアジを狙っていた方は、20~25cmほどの良型をコンスタントに上げておられましたので、それを狙うのが正解だったようです。

やがて夜が明けたので、タンコブゲーム用のタックルを準備しました。
PE2号、フロロリーダー8号/4ヒロ、虫ヘッドパワー6gに、まずはバナメイエビを付けて内側の足元へ投入。
足元で水深が15mほどもあり、着底するまでにかなりの時間がかかりました。
ハマチ~メジロの回遊があるので、置き竿にして朝まずめはアタリ待ちの間にライトショアジギングもスタート。

いつもの投次郎50g+マスクドスピンM/02リフレクト+STX-58#3を使ったブレードジギングで、ボトムから30回速巻き→着底を繰り返します。
通常の波止なら20回ほどでフォールに入りますが、ここはフルキャストすると30m近く水深があるので、いつもよりも長めに巻きました。

しばらくすると置き竿にアタリが出始め、すぐにエサが無くなります。
エサ取りがかなりいるようです。
バナメイエビではエサが持たないので、先日スーパーで買って冷凍しておいたワタリガニを投入します。
さすがにこれはすぐには取られません。

6時半過ぎ、ブレードジギングにヒット。
フルキャストから2回目の着底後、10回ほど巻いたところでした。

最初はそれほど重さを感じなかったのでハマチかと思っていましたが、波止近くになるとやたら素早く走るので、回遊している情報は無かったもののサワラかと想定していたら、顔を見せたのはやっぱりサワラ。

90cmほどで、めっちゃ肉厚。
実に美味しそうなサワラでした。

朝まずめが終わるとライトショアジギングを止め、2本竿でコブダイを狙いました。
1本はワタリガニで置き竿、もう1本は虫ヘッドパワー3gでバナメイエビや牡蠣を使った手持ちスタイルです。
日が上がるとさらにエサ取りは増し、笑えるほどアタリがあり、あっという間にエサが無くなります。

アタリの正体が何か知りたかったので、来年発売予定の虫ヘッドパワー用のアシストフック「虫パフック」のSをセットし、アタリがあれば積極的にフッキングしてエサ取りを釣ってみることにしました。

するとサンバソウやイソベラ、キュウセン、良型カワハギ、アイゴなどがコンスタントにヒット。

一応本命のコブダイも3匹掛かりましたが、30cmまでのお子様サイズ。

エサ取りを釣っていたらそのうち減ってくれるだろうと甘い考えでいましたが、釣っても釣ってもアタリは減らず…というかむしろ増えてる感じ(笑)。
エサ取りに翻弄され、なぜかバナメイエビでハマチも釣れ、納得サイズが釣れないまま、13時半に納竿しました。

今回はエサ取り地獄でしたが、もう少し水温が下がれば、本命も釣りやすくなると思いますので、年明け頃に家島諸島の一文字へ再度チャレンジしたいと思います。
また、エサ取りの中には美味しいサンバソウやカワハギがいるので、堤防ストロング五目完全セットなどで専門に狙うのも面白いのではないでしょうか。

 

スタッフ 西浦伸至

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