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マグロキャスティングの時期がやってきました

今年もこの時期がやってきましたマグロキャスティング。

夏に向けて本格化するキハダキャストや一生モノと呼ばれるクロマグロまで5〜10月くらいまで楽しませてくれます。

ひと昔に比べたら身近で誰でも狙う事が出来るようになったマグロキャスティング。

もちろん道具やメソッドの進化もありますが、各エリアの船長さん達の開拓や国を挙げての資源保護が実って徐々に私達も夢のターゲットを狙えるようになったことは忘れてはいけません。

さて、今回はこれから初めて挑戦してみたい方向けにタックルや装備品、フック選ぶなどをご紹介します。

まずはキハダ。
キハダはエリアによりますが、例年5月頃から回遊が始まり7〜9月にピークを迎えます。

この時期のアベレージは20〜40キロが多く、中には50キロを超す大型級も混じります。

キハダは元々外洋回遊性ですので、大陸棚から噴き上げられたコイカやイワシやエビなどのマイクロベイトがメインベイト。

それが湾に入る事で、沿岸部のいるイワシや鯵、などの中型ベイトに移り変わります。

この時のルアーへの反応は凄まじくシーズン初期がこれに当たるため、いい群れに当たるとルアーへ次々と大型キハダがアタックしてきます。

タックルはやや強めの8号タックルがおすすめです。

ルアーへの反応がいい事が多いためチャンスには、強いタックル、よく飛ぶ200ミリ以上ルアー、強いハリST-66#3/0以上を投げましょう。

初期の高反応期が過ぎるといよいよキハダの本領発揮となります。

高水温でキハダのスタミナやパワーが並外れて強くなり、ルアーへの反応もセンシティブになります。

マグロ類の中でもキハダは特に専食性が強いと言われていて、ベイトサイズにばっちりルアーを合わす必要があります。
7〜9月のこの時期は8号タックル、6号タックル、5号タックルの3タックルは用意しあらゆるルアーサイズを投げれるようにしていた方がいいでしょう。

フックについては、ずばり私はST-66やSTX-68をおすすめします。

マグロ類の場合、青物と違って口の中はほとんどが皮と分厚い骨で出来ています。

シングルフックだとハリ先が肉を捉えやすい青物に比べて圧倒的に口の中を滑る確率が高くなります。

少しでも口の中に掛ける確率を上げるためにトリプルを使っています。

また大型マグロの場合、カンヌキ以外は先ず貫通する事は困難でほとんどの場合、フックが本来の力を発揮できずに伸ばされてしまいます。

これは運次第となるのですが、少しぐらい曲がっても折れないようなST-66クラスの頑丈なものを選びましょう。

最後にクロマグロについて。
このターゲットは近年、レギュレーションが組まれ徐々にですが身近なターゲットとして楽しまれるようになってきました。

日本海エリアを賑やかす30〜100キロ。

聖地青森や北海道、七里に八里は100〜200キロオーバーととてつもないクラスまでターゲットとなっています。

クロマグロの80キロクラスまでは、キハダとほぼ同じタックルでも充分通じる事が出来るでしょう。

100キロ以上を狙うとなると、最低でもPE10号、標準でPE12号となるため桁が違います。

リーダーも長時間ファイトを想定して200ポンド以上が安心でしょう。

フックは最低でもST-66やSTX-68の4/0以上がおすすめですが、さすがにこのクラスになると多少の変形は致しかねません。

ハリは強さのしなやかさが合わさって強靭となるため、柔も意識したファイトも冷静に心掛けましょう。

あとはルアーはなるべく同じ物を複数個用意した方がいいでしょう。
ヒットルアーがブレイクしたり、潰されたり、記念品になったりと1つでは足りないこともしばしば。

せっかく見つけたチャンスルアーをみすみす手放さないように注意しましょう。

以上、簡単でしたが、大型マグロの世界いかがでしょうか?

全身だしてバイトする様や味わった事のない高速ランに響き渡るドラグサウンド。
一生モノのサイズに出会えたりと感動の多い魚です。

準備と心構えを万全に今シーズン挑んでみてはいかがでしょうか?

スタッフ 藤岡裕樹

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