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タケダさん2拠点生活スタートです!

こんにちは!このコラムも少し時間が空きました(すみません!)
2023年春。コロナも落ち着きを見せ前回(3年前)に続いてこの春から拠点の大阪はそのままに九州は熊本(上天草)へ2拠点生活をはじめました。
理由は明快で「より良い自分の時間を過ごすため」。
釣りを仕事にし日夜モノづくりに励んで早や20年!ソルトルアーブームとともにここまでも楽しみながら活動させていただいていますがこれからはより賢くより楽しむためにと僕が選んだのは2拠点生活。そりゃー福岡の時も同様、動きはハードであっという間に一か月が過ぎていくのですが、そんな実時間とは裏腹に心には「余裕」ができるところが凄いところ。国内や世界中を飛び回るビジネスマンが「さぞかし疲れそう?」に見えても当の本人はケロッとしていて健康なのはおそらくそんな気持ちかと?(笑)環境が変わる(変える)ことは自分が望めばとても幸せになことです。釣りの場合はなおさらにそう! ただでさえ釣りにもイメージが良い
九州しかも熊本?なんていうとおそらく大勢の皆さんは「いいなぁタケダさん」なんて思われるかと思いますが、実際はマイナス面の釣り場問題は全国どこもほぼ同じ。
地方で釣りをされたことが無い皆さんにはまるで天国の様に思えるかと思いますが釣り場は荒れるし、実際はとんでもなく長い釣り場への移動時間があったり、思いのほか釣れなかったり、何より「釣りは天気とタイミング」ゆえそういつもいい思いばかりをすることはありませんのであしからず。

とはいえポテンシャルの高いエリアですからいざ釣れるとなればこれまでの経験や知恵も生かしてサクッと釣ることも!おかげさまでこれまでの活動の成果か各方面でも友人知人も多く今回も釣りはもちろんいざ住むとなることへの諸問題や疑問などにもそんな暖かい皆さんのお蔭でいろいろと助けられております。(泣)
もちろん九州での釣りが増えることはオーナーばりフィールドテスターとしましてもより正確で実績の高いテストや経験が積めることは必然。今回の滞在でもスズキやメバルを中心に「はり」を取り巻く環境=ロケーションや魚のサイズ・量、使う道具立ての差から見えるはりの選び方や活用法などなど僕なりにはまた新たな領域が見えだしてきています。安心・安全そして満足…はりひとつをとってみてもフィールドや魚が変わることで様々なものがまた見えています。(楽しいですね!)また、これまで培った「自分の釣り」をまた違った環境で実践できるのも大きな楽しみです。

これまで特に西日本を中心に釣り雑誌やTV、動画サイトなど様々なところへお邪魔させていただきましたが時代とともに各地の釣り場環境の変化も著しく、今まで以上に「守らなければいけないルールやモラル」が最重視されます。これからの釣りはどうなるやら?…大阪で、熊本で考えながら楽しみを見つけていこうと思います。
まずは行ってみて実感したのは「やはり釣り場あっての釣り」ということ。
まずは釣り場があって、隣接する釣具屋さんがルールを守りお客様を安全に誘導する。
それぞれのキャパシティーも重要! ここ20年を見てもいろいろと「やりすぎ」なのは必至。自然体で少し楽しい遊び。これこそが釣りの基本。「わかってるけどやらない知恵」「我慢」「与えられた喜びに感謝すること」「欲張らないこと」…もうひとり勝ちは無い時代ですから…。今年もそんな自然体の釣りで過ごしていきたいと思っています。

 

プロフィール…武田栄(たけだ・さかえ)1967年大阪市生まれ
カルティバフィールドテスター /Go-Phish代表/ 釣り研究家
幼少期の釣りからルアーに目覚めバスフィッシングはもちろん、10代の頃よりいち早く海のルアーゲームに精通、その後様々なスタイルを構築。20代では釣りと同じく楽器(ドラム)演奏にも没頭(2000年ビクターエンターテインメントよりメジャーデビュー)。現在は釣りとともに地元関西の個性派グルーヴァーとしても活躍中。関西最古参SW釣りクラブ会長、老舗ルアーメーカー勤務を経てプライベートブランドGo-Phish(ゴーフィッシュ)を設立。自身の開発アイテムはもちろん様々な釣具メーカーとの企画人気アイテムも多数開発。雑誌メディアでもおなじみ愛称はタケちゃん。その明るい人柄にファンも多い。趣味は「おしゃべり」。合言葉は「ゲームフィッシュは出かたが命!」「楽しくなければ釣りじゃない」