冬の関西エリアでの釣りとして、すっかり人気ターゲットになったのが、サンバソウ釣り。
「サンバソウ」とは小型のイシダイを「サンバソウ」と呼んでいるのですが、能楽の「三番叟」の衣装の柄に似ていることから、その名前がつけられたと言われています。地方名で「ハス」と呼ぶ地域もありこちらは、模様が斜交い(はすかい)になっているからと言う理由でそう呼ばれるようです。

「小型の石鯛でしょ〜」と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「磯の王者」と呼ばれるだけあり引きも強く、50cmクラスの石鯛も混じってくるので非常にスリリングな駆引きが楽しめます。
そして何より美味で、「年に1回は釣っておかないと・・・」となるターゲットです。
関西エリアでは淡路島の沼島、由良エリアがメインのフィールドとなりますが、和歌山でも楽しめる船があります。
各エリアで釣り方は、やや異なりますが越冬で集結して来た所を狙います。
シーズンは概ね、水温が下がり出す11月頃から2月頃で期間限定で冬の船釣り愛好家を熱くさせてくれます。
サンバソウ自体はかなり餌への執着心が強く、ハイシーズンの良いタイミングであれば、強いアタリで、ダブル、トリプルなんて事もある釣りですが・・・
食い気の低い状況や、個体数が少ないタイミングだと、餌取り?と思う様な小さなアタリしか出ない高難易度なタイミングもあり、悩まされる事も多々あります。
今回ご紹介するのは、淡路島由良エリアでのサンバソウ釣りで、お世話になったのは『清花丸』さん。
釣りに対する情熱溢れる若船長がバッチリサポートしていただけます。

由良エリアでは、資源保護の観点から釣期(2025年〜2026年シーズンは11月中旬〜1月中旬)、実釣時間(概ね4時間)などレギュレーションが設けられております。釣行日は禁漁に入る、前日のシーズン最終盤。
このエリアでは、ピンポイントで船を流すので船が密集し隣の船とお祭りなんて事も多々あります。

基本的には潮止まり前後の潮の緩いタイミングで出船しますが、起伏の激しい、磯や漁礁を流しますので、根掛かりは必至!仕掛、オモリは多めに持って行く必要があります。(最低5セットは必要です)

仕掛は胴突3本仕掛、餌は活きた海エビ(ウタセエビ)で基本的には船が用意してくれますが、タイミングによっては餌が無いタイミングもあるので、そんな時は冷凍のエビを持参する事になります。
後、濁り等が強い時は本虫(マムシ)が威力を発揮する事があるので㊙餌として持って行くと幅が広がります。


釣り方は底を取り、起伏の激しい地形で根掛かりしないよう、仕掛をゼロテン(オモリを底に着け着かず離れず)でコントロールします。如何に根掛りをさせずにステイ出来るかがポイントとなります。
この日の出船は9:00〜
このエリアは潮のタイミングに合わせて釣りをするので、出船時間はバラバラです。
ポイントに到着して、いざスタート。魚の反応は・・・コン、ココンと強く大きなアタリではありませんが、餌には反応してくれています。
ただ、竿の抵抗を感じたり、変に動かすとアタリは無くなります。
渋い時はこの小さなアタリを、上手に本アタリまで持っていく事が出来ると釣果を伸ばす事が出来ます。
この日は、アタリは有るもののコンを発展させる事が出来ず悶絶。
上手な方は既に、複数キャッチされているので、何かハマるポイントがあると思い、聞いてみるとやや上で食っているとの事。
タナも探ってみますが、徐々にアタリも無くなり更にハードモードに・・・
仕掛を、ストロングサンバソウ石鯛→ハゲ鯛五目に変更し、短いハリス&小鈎で何とかアタリを出してやろう作戦に救いを求めましたが、ガシラをゲットするのみ。
厳しい展開を打破すべく、ポイント移動。
由良エリアは、北側と南側のポイント2カ所で、その日、状況が良い方で釣りを組み立てます。
気分一新仕掛を投入すると、久し振りのアタリ。
残念ながら掛けられませんでしたが、気を取り直して2流し目、やや強いアタリが出たのでスーッと聞き上げると強い本アタリに。
強い引き込みなので、間違い無く本命サンバソウ。
慎重にあげて無事ボウズ脱出!

そのまま時合に突入するかと思われましたが、再び沈黙。その後船中で数枚上りましたが、そのままタイムアップ。
今シーズンのサンバソウ釣りは『ストロングサンバソウ石鯛』に助けられボウズ無しで終戦。
また来シーズンにチャレンジしたいと思います。
釣行日 2026/1/18
【使用タックル】
ロッド:alphatackle alfa sonic AKASHI SP175 MH
リール:SHIMANO グラップラー300HG
ライン:PE2号/リーダーフロロ8号
オモリ:ホゴオモリ60号(由良エリア統一号数)
仕掛: ストロングサンバソウ石鯛 11-5、12-6
ハゲ鯛五目胴突 L
企画営業部 大東哲也



