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男女群島遠征、最終日にドラマが。

「フィッシングショーOSAKA2020」も無事に終わり、兼ねてより計画していた男女群島へ2月22日~24日の3連休を利用し、7名で行ってきました。

同行していただいた皆様

昨年も同じ時期に男女へ釣行し、50cmまでの尾長が数釣れ、「今年も良い釣果に恵まれたら」と淡い期待を抱き、午前10時平戸から出船するキングチャレンジャーへ乗り込みいざ出発。

北西風が吹きつける大波の中、船酔いに苦しみながら約4時間の航程を経て、昨年夜釣りで数が釣れた女島の「二重鼻の奥」へ小林氏と登礁。

二重鼻の奥

まだ、登礁してから明るかったこともあり、まずは口太グレでも釣ってお土産を稼ごうと、ザイト磯フロロ2号に身軽グレ7号とし、細ハリスの軽量フックで攻めることに。
すると1投目からアタリがあり食い止めようとするが勢いは止まらずあえなくラインブレイク。
これは予想以上にデカイ魚が回遊していると判断し、ハリスを3号、ハリもザ・ロック8号へと変更し少し太仕掛で狙ってみるが、相変らず強烈なアタリを止めることはできず、結局開始早々から4連チャンのバラシを味わうことに。

それからはそのバラシがたたったせいか、アタリがしばらく途絶えました。
そこで身軽グレ7号にハリス2号へチェンジし狙うと、ゆっくり沈めていたウキに反応が。
次はバラさないと浮かし上げてきたのは残念ながら磯釣りではド定番のサンチャン(サンノジ)でした。

男女のサンチャン

するとこのアタリを境にサンチャンが連発。
このままでは口太すら釣ることなく夜釣りを迎えてしまうので、ハリスを1.75号の身軽グレ7号としウキゴムの下につけていたジンタン6号も外しノーガンでよりゆっくり仕掛馴染ませスローフォールで狙うことに。
すると、お土産用の口太を釣ることに成功。
同時に小林氏も口太を釣り上げ、夜釣りを迎えることに。

グレを釣り上げ喜ぶ小林氏

夜釣りタックルは、ハリス8号にザ・ロック13号を結び、道糸も「ザイトフラッシュRX7号」とし万全の体勢で望むことに。
昨年夜釣りで良い思いをしただけに、今年も尾長が釣れてくるだろうと、甘い考えで磯際を狙い続けますが、小さなイズスミやたまに大型サバが釣れてくる程度。

太いサバ

ほとんどの時間はサシエサも無くなることなく夜が過ぎてゆき、そろそろ2日目の夜明けを迎えそうな時、ようやくまともなアタリがきました。
縦横無尽に引っ張りまわしていく引きは、尾長グレではなく、80cm弱のヒラマサ。

恐らく、前日開始早々にバラしたのはヒラマサだったとこの一尾を手にして確信。
そして、このヒラマサを仕留めて一息していると、瀬変わりのため船が来たので磯を変わることに。
次に上がった磯はクロキ島に位置する「河野瀬の地」へ。

河野瀬の地から見た周辺の磯

少し離れたところには、日中でも尾長が釣れる「河野瀬」が存在し、もしかしたら私が上がったところでも尾長が期待できるかと意気揚々に仕掛を作り、先端の潮通しがよい釣り座へ。
小林氏については、少し奥まった側の釣り座で口太狙いに。
最初は磯際から足元付近に狙いを定め、魚の反応をしばらくサーチしますが、エサ取りの反応もなく、時折サシエサのみ取られる程度で、時間だけが過ぎていきます。
奥側で釣りをしている小林氏も反応がなく、苦戦しています。

そこで、足元から10m付近までは反応がないと見切り、普段愛媛県の矢が浜や日振島でやっている遠投釣りを試すことに。
また、タイミング的に満ち潮から下げ潮へと徐々に変わりだしたころで、沖側では緩やかな流れが発生しており、遠投釣りが有効かと思った次第でもあります。
仕掛はハリス2号にザ・ロック8号、ウキは00号で仕掛が馴染むとゆっくりウキごと沈んでいくよう調整し、緩やかな流れが発生する付近へ仕掛を投入。
するとしばらくして、50m付近を流しているとオキアミが取られるようになったので、身軽グレ7号へと変更してみることに。
軽量なので違和感なく食わすことができるだろうと期待し、再び50m付近まで流していくと一気に道糸を引っ張り出すアタリが。
久しぶりに引っ手繰るアタリに喜びを感じながら、足元から張り出す沈み瀬をかわし浮かしてきたのは、50cmを越える良型の尾長グレ。
やっとのことで、狙いの尾長が釣れまずは一安心。

身軽グレでの尾長グレ

これを皮切りに遠投で50~70m付近まで流していくと、同サイズが連発。
時折、猛烈な勢いで仕掛をブチ切っていくアタリもあり最高の時間帯を迎えます。
しかし、この楽しいひと時も干潮を迎えると同時に潮も止まり喰いも低下。
小林氏においては、お昼の見回り便で瀬変わりを。
私は干潮から満潮へ再び動き出すだろうと潮に期待しこの磯で粘ってみますが、40cmまでの口太を数匹追加しただけで、夕方の見回りで瀬変わりをすることに。

瀬変わりの道中、昼に瀬変わりした小林氏を回収し、少しは北西風も落ち着いているかと思い、西磯界隈の磯へ船を走らせてもらいましたが、相変らず西磯面は北西風が吹きつけており、残念ながら東面のノコギリ瀬~八女瀬の間に位置する湾奥の無名磯に小林氏と上がり、夜釣りをすることに。

日が暮れるまで少し時間があったので、遠投で口太でも釣れないか試してみると、35cm~45cm位までの口太が入れ食いとなり、予想外の釣果に恵まれ、夜を向かえることができました。
しかし、夜になると夕マズメのようなアタリはなく、厳しい時間帯を迎えることになります。
このまま釣りを続けても疲れるだけ、空腹に耐え切れなかったこともあり、この日は翌朝4時の瀬変わり船が来るまで休憩することにしました。

そして、たっぷりの休憩をとり、最終日を迎えます。
予定通り4時に船の迎えがあり、前日断念した西磯側へ行ってみることに。北西風も落ちつき、なんと男島の西磯側では一級磯である「北村瀬」にあがることができました。

納竿時間は午前9時。
渡礁は午前5時。
残り4時間を一瞬たりとも無駄にしないようすぐさま仕掛をセッティング。

日が昇りきるまで約2時間は大型尾長を狙えるチャンスなので、ハリス7号にザ・ロック13号でラストチャンスに賭けます。

まずは足元へオキアミを大量に磯際へ撒き、とにかく大型尾長を寄せてくることを意識し、一投一投に命を注ぎながら3ヒロのタナで磯際を丹念に攻め、デカバン尾長のアタリを待っていると、午前6時頃、海面漂う電気ウキが視界から一瞬で消え去り強烈な引きが襲ってきます。
3号の磯竿が海面へと突き刺さり、何度も何度も瀬に突っ込む引きを耐えに耐えやっとのことで浮かしてきたのは、ほぼ60cmに迫る尾長グレ。
過去数回に渡り男女へ通い、四国南西部の磯でも60オーバーを狙ってきましたが、いつも姿を拝むことなく撃沈してきただけに、本当にこの一尾は、我が磯釣り人生において最高の瞬間であり、興奮度はMAXまで上り詰めました。

念願の大型尾長

正直、この一尾で満足であったが夜が明けるまで若干時間もあったので、再び磯際を狙うと直ぐにアタリが。これも50cm後半の尾長グレ。
とにかく、仕掛を投入する度に尾長がヒットし、夢のような時間帯を日が昇りきるまで堪能しました。
この連発劇をトラブル無く釣り続けられたのは、最強素材タフワイヤーのザ・ロックのお陰です。
のど奥の固い部分を貫通させ、圧倒的なスピードで引き込む力にも耐えるザ・ロックだからこそ、手中とすることができました。
私はそう信じます。

その後、日が昇りきると磯際でのアタリは途絶えましたが、残り時間を細仕掛に変更し再び狙うと、口太グレを交えながら尾長グレも釣れ、納竿の9時まで大満足の釣果で最終日を締めくくることができました。

真一文字の口で喜びを表現

日が昇ってからも釣れてきた尾長

今後の見通しですが、船長曰く、日和さえ恵まれればまだまだ大型尾長が各磯で釣れるようです。
現に同行者の藤生さんは中ノ島の「吉田2番」で、初日に大型尾長を複数釣りあげています。
今が絶好の尾長シーズン。この機会にぜひ、釣行いただけたらと思います。
その際はザ・ロックをお忘れなく。

尾長で埋め尽くされるクーラー

デカバン2匹持ち。うれしい持ち疲れに癒される

スタッフ 萩田大輔

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