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2022年、楽しい冬の釣り!

第18話「2022年、楽しい冬の釣り!」

引き続き複雑なコロナ事情のなか2022年も始まった。幸いにして体調にも大きな支障はなく様々配慮しながらもいつも通り釣りに通っていてなんとか気持ちよく過ごせて貰っている。やはり「釣りをしててよかったなぁ?」っと痛感!ストレス解消には一番!今のところは釣り仲間や地元の漁師仲間たちも至って健康そうで、やはり陽を浴び潮風に当たると免疫力も上がる?という話は本当かもしれない?(笑)日常生活においては何かと我慢を虐げられるこの数年間ではあるがまさにこの冬も恐ろしく寒い中まだかまだかとアタリを待つ僕らはある意味その辛さや我慢にも慣れているのかも知れず…てなことを考えてしまったり(笑)。  

でこの冬の釣り。少し前からまた地元近郊で新しい知り合いが出来てその人たちと楽しい釣りをしたり、スズキ・ヒラスズキをはじめこの時期特有の冬メッキや冬カマスそして稚魚付きのアジなど「結局最盛期がわからない様ないい釣り」を楽しませてもらっている。地元近郊ではその仲間たちとの釣り。知り合ったのは最近ではあるがなんと同世代!僕と同じ時代、ルアーの釣りを続けてきた同い年なのだから話す内容も行動も一切の無駄は無くとても安心。加えて皆さんいい人たちなのでとても最高!新たな出合いに感謝している。

彼らとの釣りは「スズキ釣り」(シーバス)や青物。もうかなりな時間が経つがその昔は大阪湾の南端、その後しばらく10年ほど前までは毎冬西側(神戸方面)に寄っていた冬のマイワシがここ数年は大阪の南端で見られる様になってきて極所ではあるが嬉しい。カタクチに着く青物は今や大阪湾はもちろん関西一円もポイントと言っても過言ではないほどほぼ大半がシーズンとなるある意味嬉しく恐ろしくもある状況ではあるが、ことマイワシやコノシロなど大型のベイトフィッシュに着くスズキ釣りは少し限られる。

ここ数年冬の大型サヨリを見かけなくなったのはとても残念だがその代わりにイワシ?地元の仲間達はこのスズキを毎日のごとく狙うのだからその情報力と行動力はとてつもなく凄くてこの冬もみんな同じようにいい魚を釣り上げている。

…とまぁ遊ぶことには事欠かないこの冬。この冬僕はいつも以上にトリプルフックに お世話になっている。もちろん冬の定番=メバルやチヌにはお馴染みオーナーばりの各種ジグヘッドやリグフックなどを活用しているが、この大型マルスズキ釣りはもちろん、ここへ来て関西でも実績が出始めた稚魚付きの「アジのプラッギング」もたいそう面白くて、冬メッキやカマス同様にプラッギング=トリプルフックの使用率がとても高い。

言うまでもなく天下のSTシリーズへの安心感は高く、海では細軸のST-26TNから高強度のSTX-58まで多種を使い分ける。特に大型のスズキをしっかりとフックアップしランディングした際にその「はりの掛かり方」を見てとても関心するとともにまた大きな安心感がわく。

「スズキはバレやすい」の半分は本当。バイト直後はわずかな時間ではあるが激しく水面で暴れるので掛かりどころが悪ければバレるのは致し方ない。がしかしそれ以外の理由でバラシてしまう事も多くてそのあたりは釣り人側の問題でもあるのだ。                                      

僕は自身のブランドGo-Phishを介して様々なロッドを製作し販売しているのでその辺りの心得は熟知している。スズキに特化させよく掛かる竿、掛かるがバレやすい竿、なかなか掛からない竿…作り方によって大きな差が出る。だから真面目に狙うなら                              

それぞれの魚種や釣りに応じたものが必要・必然。たとえ小さなアジでさえその差は顕著。竿は大事である。加えて使用するラインやリールはもちろんのこと、その「釣りかた」もとても重要でやはり適材適所な道具立てと釣り方をマスターしないといけない。この辺りも特に僕がスズキ・ヒラスズキ釣りに傾倒する大きな理由のひとつ。

全てはイメージ通り。最初(キャスト)から最後(リリース)まですべてを想定しその通り行う。この満足感がたまらない。ちなみに僕は必要以上に良く引く魚やあまりに大きすぎる魚にはそれほどの興味はないということがあるのでよりそれらのタックルバランスや釣りの内容(一部始終)についてはとても重要で注意を払う。                                                                                  

ゲームフィッシング=ルアー釣りの根源はここにあると思うので皆さんも是非そのあ たりは心得ていて欲しいと願う。                                                                              

見ればわかるが現代の道具、特にはりに関してはこれ以上は無い?というほどのレベ ル。僕やそれ以上のキャリアをお持ちの皆さんなら実感しているはずである。     

おそらくモノの進化はまだまだ進むかとは思われるがそれをどう使うかは僕たち釣り人に課せられた責任?でもある。「無理がなくより楽しく健全で自分にも人にも誇れる遊び!」僕の釣りはこれがいい。3月になればきっと青物も入ってくるに違いない?今年も楽しみな「海」である。                                                

プロフィール…武田栄(たけだ・さかえ)1967年大阪市生まれ
カルティバフィールドテスター /Go-Phish代表/ 釣り研究家
幼少期の釣りからルアーに目覚めバスフィッシングはもちろん、10代の頃よりいち早く海のルアーゲームに精通、その後様々なスタイルを構築。20代では釣りと同じく楽器(ドラム)演奏にも没頭(2000年ビクターエンターテインメントよりメジャーデビュー)。現在は釣りとともに地元関西の個性派グルーヴァーとしても活躍中。関西最古参SW釣りクラブ会長、老舗ルアーメーカー勤務を経てプライベートブランドGo-Phish(ゴーフィッシュ)を設立。自身の開発アイテムはもちろん様々な釣具メーカーとの企画人気アイテムも多数開発。雑誌メディアでもおなじみ愛称はタケちゃん。その明るい人柄にファンも多い。趣味は「おしゃべり」。合言葉は「ゲームフィッシュは出かたが命!」「楽しくなければ釣りじゃない」