Fishing Topics

Blog

最新釣法!ローリングベイトタチウオと言う釣り

ようやく猛暑も過ぎた(とは思えない?)9月の関西です。ここ関西の大阪湾や南部泉州から和歌山中紀エリアの夏から秋の釣りと言えば何といってもタチウオ!!
まぁ今年の7月8月と言えばとにかく海の岸からの釣りものは手厳しく、タチウオに関しては釣り人の皆さんの気持ちもはやることもあって人気の地元泉南エリアや紀北エリアなどは釣果はまだ乏しいのにも関わらず釣り人だけはわんさか?…な状況もありまして、加えて少しだけ涼しくなったと感じられた週末の夜などは一気に様々な釣りのファミリーのお客様なども相まってさすがに各有名釣場は大混雑。
(結局やっぱりこの暑さだけのせいやったんか?っと納得…(笑))
9月に入りタチウオの釣り場エリアも広がり始め、晩秋~冬に向けて大阪湾奥への期待もあるこの秋が楽しみです。

そしてローリングベイトタチウオ!

岸からのタチウオ釣りと言えば昔ながら大人気の「ウキ釣り」「テンヤ」のほかルアーでの釣りも人気は変わらず、ワームのダート釣法やミノー、バイブレーションプラグなどが人気。超大阪っ子のタケダさんはもちろん少年期からウキ釣りやドジョウテンヤなどでタチウオ釣りを楽しんでいましたが、海でもルアーの釣りに没頭する様になってからは「わざわざルアーで釣らんでもええわなタチウオ?」っとたかをくくっておりまして…。冬場にスズキを狙っていてたまたまはあったとしても太刀魚をルアーで専門にを狙うことはせずもう半世紀とか経ってしまっておりました…。がしかしここにきて超絶に面白い釣りが始まってしまったのでもうすっかりルアータチウオ釣り師であります(笑)

その釣りとはローリングベイトタチウオ!…決して商品だけを宣伝している訳ではありませんのでご理解を!…オーナーばりカルティバST-46のトリプルフックが標準装備された㈱タックルハウス社のローリングベイト。特に77mm/88mmサイズはシーバス釣りでは知らない人はいないであろう定番の港湾系シーバスルアー。
経緯は、船も岸も大変盛り上がる昨今のタチウオ釣り。岸釣りではオーナーばりでも発売されています「ハリが凄い太刀魚オモリ」の様にキャスティングテンヤと呼ばれる軽量タイプのテンヤを軽量のルアータックル(ロッド、リール、PEライン)で繊細に狙う釣り。こと関西では30代40代を中心にとんでもないエキスパート達がいましてシブい日でも難なく多くのタチウオを釣り上げたりします。そんなエキスパートから「タケダさんロリベ(ローリングベイト)もめっちゃ効きますよー!」っと教えてもらったことがきっかけでこのローリングベイトタチウオゲームが本格スタートしたのが昨年。そしてこの夏秋に2年目を迎えました。

 

釣果のほどはと言うと…もちろんとてもシブい状況下では生エサを使うテンヤやウキ釣りに分がありますが、マズメ時や潮の動く時間帯の高活性時、シブくても流し方や動かし方次第では驚くほどのポテンシャル(釣果)を発揮してくれます!
タックルはシンプル。扱いやすいシーバス系ロッドにPE#1号程度、リーダーは好みで20-30lb程度標準(いわゆる港湾系シーバスタックルまんま)。
あとはスナップで取り付けたローリングベイトとその上にオーナーばり「見えすぎるHI -LITE(ハイライト)」をセットするだけ。…これだけであります。
釣り方も至ってシンプル。キャスト後ゆっくりと巻く、反応が無ければラインにテンションをかけながらリフト&フォール…..このフォールでのバイトが多発!
いい時間、いい場所ともなれば驚くほどのバイトが出ます。あとは活性状況に合わせて、「掛ける工夫を!(これがまたテクニカルではありますが(笑))

フック交換が活きる(体感できる)釣り!

タチウオはサワラやカマスなどと同様、バイトには特徴があります。その特徴とは追従して腹側を鋭い口先の牙で噛んでくるというバイト。もちろん追従して後ろから食ってくることもありますが基本的にはお腹がキモ。このローリングベイトタチウオゲームの凄さはここにもあってほぼ100%近くお腹のハリに掛かってくるということ。これがとてもゲーム性もあり確実にフッキングさせるヒントでもあります。さらに驚くことに僕たちはワイヤーリーダーも不要!…「ワイヤーリーダーでなければ?」っとお考えの皆さんも多いかとは思いますが、基本的に繊細に糸を張りながらリトリーブやフォールを繰り返し腹部へのバイトをしっかりととると言うこの釣りでは釣りの途中にリーダーをかみ切られることもほぼありません!
キャスト後糸フケの出た状態でのフォールや超高活性時にバイトが出続ける場合には稀に切られてしまう事はありますがこの釣りに基本ワイヤーは使いません。
そしてこの釣りの真骨頂とも呼べる「より良いフッキングのための工夫」…
フックの交換が劇的に効くと感じれることも最新タックルでの釣りを実感できる大きなところ。標準装着のSTシリーズはもちろんの刺さりですが、2度目の使用や次回釣行時にはぼ必ずと言うほど「フック交換」をします。…だってあの超ショートバイトを何度も経験したらハリを変えずにはいられなくなるので(笑)
現在効果的と思われる変えばりは
ST-36MF#6(マジックフッ素)
SD-33TN #4(ショーとシャンクタイプのWフック)
僕も仲間達もこの組み合わせでたくさんの釣果を出しています。

 

ここにきてまさかの大阪湾タチウオゲームにハマるとは?…っなタケダさん(笑)
このローリングベイトタチウオの釣りを皮切りにキャスティングのメタルジグでの釣りやバイブレーションの釣りなどまた再燃し始めています。じっくりと粘って釣る秋の夜長のタチウオ釣りも最高ですがエサを使わずとにかく手軽に楽しめてとてもエキサイティングなこの釣りを是非にと思います。
…しかし凄いないつの時代もエキスパート達は!

 

プロフィール…武田栄(たけだ・さかえ)1967年大阪市生まれ
カルティバフィールドテスター /Go-Phish代表/ 釣り研究家
幼少期の釣りからルアーに目覚めバスフィッシングはもちろん、10代の頃よりいち早く海のルアーゲームに精通、その後様々なスタイルを構築。20代では釣りと同じく楽器(ドラム)演奏にも没頭(2000年ビクターエンターテインメントよりメジャーデビュー)。現在は釣りとともに地元関西の個性派グルーヴァーとしても活躍中。関西最古参SW釣りクラブ会長、老舗ルアーメーカー勤務を経てプライベートブランドGo-Phish(ゴーフィッシュ)を設立。自身の開発アイテムはもちろん様々な釣具メーカーとの企画人気アイテムも多数開発。雑誌メディアでもおなじみ愛称はタケちゃん。その明るい人柄にファンも多い。趣味は「おしゃべり」。合言葉は「ゲームフィッシュは出かたが命!」「楽しくなければ釣りじゃない」

2025年12月
« 11月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

RECENT ENTRY

CATEGORY

ARCHIVE