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Part2-① <タックル(道具)について>

バスフィッシングのみならず釣りをはじめるにあたり揃えなければならないのがタックル(道具)です。

一言にタックル(道具)と言っても…

 

・ロッド(竿)

・リール(糸を巻き取る道具)

・ライン(釣り糸)

・ルアー(疑似餌)

・フック(釣り針)

・シンカー(オモリ)

 

と、かなり多くのものが必要になってきます。

釣具屋さんに行けばその種類の多さに驚くことでしょう。

今回はバスフィッシングで使用する【スピニングタックル】、【ベイトタックル】の特徴を簡単ではありますが、それぞれご紹介させていただきます。

詳しくは、釣具屋さんに実際に足を運び、店員さんに色々とアドバイスをもらいながら選んでいきましょう。

 

・【スピニングタックル】について

揃えるならまずはスピニングタックルをオススメします。

理由としてはキャスト(投げる)しやすく、トラブルも少ないため、快適に釣りを楽しむことができ、他の釣りへの汎用性も高いのも理由のひとつです。

スピニングタックルはリール(糸を巻き取る道具)が下につくようになっており、ライン(釣り糸)を通す穴(ガイド)も同じく下側についているのが特徴です。

ロッド(竿)には【長さ】と【硬さ】というものがあります。

ロッドの長さはft(フィート)で表現され、スピニングタックルでは6ft前後のものが使い勝手がよく、硬さはUL(ウルトラライト)・L(ライト)・ML(ミディアムライト)がよく使われています。

ULは最も柔らかく繊細な釣りに向いています。

MLは比較的硬いので少し重めのルアーにも対応可能な硬さです。

Lはその中間といった感じになります。

 

初めの1本はバランスがとれていて汎用性の高い6ft前後のL、MLが良いかと思います。

 

リールには【番手】と【ギア比】というものがあります。

【番手】とは、簡単に言うとリールの大きさのことをいいます。

その数字が大きくなればなるほど、太いラインを多く巻くことができ、パワーもあります。

メーカーによって数値は異なりますが、バスフィッシングでは2000番~3000番がよく使われています。

【ギア比】とは、ハンドルを一回転させた時にどのくらいスプールが回転するかということ。

ノーマルギア、ハイギア(HG,H)、エクストラハイギア(XG,XH)、ローギア(PG,P)の4タイプがあります。

ノーマルギアを基準とした時、ローギアは巻き取り速度が遅くなりますが、巻き抵抗は少なくなります。

一方、ハイギアは、巻き取り速度は早くなりますが、巻き抵抗は大きくなります。

使い分けはケースバイケースですが、自分の釣りが確立されてきた時に必要なギアを選ぶと良いと思います。

 

初めの1台は糸巻き量も多く、幅広いルアーに対応できる2500番のノーマルギアが良いかと思います。

 

ラインには、素材、号数(太さ)が様々存在しております。

まず、素材は主に3種類あり、【ナイロン】、【フロロカーボン】、【PE】。

各メーカー、バス専用ラインが発売されていますのでそちらを選ぶようにしましょう。

ここでは、それのラインの特徴を簡単にご紹介させていただきます。

 

【ナイロンライン】

ナイロンラインは釣りにおいて、スタンダードなラインです。

水を含みやすく、しなやかで伸びがあるのが特徴です。

ライントラブルが比較的少ないので入門者、初心者の方にも扱いやすいラインです。

また、価格もリーズナブルですので、コストをかけたくないという方にもオススメです。

しかし、水をよく含むため劣化が早く、強度が落ちてしまいます。

根擦れに弱くストラクチャーなどに触れて擦れてしまうと切れてしまうこともあります。

しかし、最近ではそのデメリットを改良したものも登場してきています。

 

【フロロカーボンライン】

バスフィッシングでは最も使用されているラインです。

透明度が高く、水中では魚に見えにくいとされています。

また、ナイロンラインと比べて硬く、擦れにも強いのでストラクチャー周りでの使用が多いバスフィッシングと相性抜群のラインです。

また、水をほとんど吸わないので劣化しにくいという特徴もあります。

デメリットとしては、ラインが硬いのでクセがつきやすく特にスピニングタックルではラインがクルクルになってしまうトラブルが多く発生するので注意が必要です。

ラインにダメージがあると白く濁りますので、定期的に確認してその部分を切って使用するようにしましょう。

 

【PEライン】

PEラインには4本撚り、8本撚りなどがあります。

名前の通り、4本もしくは8本の糸を撚って1本のラインにしています。

バスフィッシングにおいても年々使用率が増加しており、引っ張り強度が非常に強く、ナイロンライン、フロロカーボンラインの2~3倍とも言われています。

ラインの比重も軽いため、飛距離アップが期待でき、伸びもほぼないため、魚のアタリもわかりやすくなります。

しかし、擦れに非常に弱く、複数の糸を撚って作られているラインなので、1本でも切れてしまうと極端に強度が落ちます。

そのため、ナイロンラインやフロロカーボンラインとは異なり、使用する際はリーダー(クッションとなるライン)が必要となり、結束方法を覚える必要があります。

スピニングタックルでよく使われているラインの号数(太さ)は…

ナイロンライン、フロロカーボンラインの場合は3lb~8lb。

トーナメンターなどは3lb、4lbなどの細いラインを使う方が多いですが、はじめのうちは根掛かりなどのトラブルを回避するために太めの6lb~8lbをオススメします。

PEラインの場合は0.5号~0.8号、リーダーは4lb~8lbあたりがよく使う号数となっています。

 

【ベイトタックル】

ベイトタックルは中級者、上級者向けのタックルになります。

初心者の方でも扱えないことはないですが、サミング(ラインの放出を止める)という技術が必要な上、ライントラブルも多く、釣りにならないこともよくあるので、あまりオススメはいたしません。

しかし、ベイトタックルを使いこなすことができれば、手返し良くキャスト(投げる)することができ、スピニングタックルと合わせることにより、釣りの幅(使用できるルアー)を増やすことができるのでスピニングタックルに慣れてきた方はぜひ挑戦してみてください。

スピニングタックルとは違い、リールを取り付ける部分にトリガーと呼ばれる突起がついており、ラインを通す穴(ガイド)も上側についているのが特徴です。

ベイトタックルでは6ft~7ftのものが主流ですが、中には8ftを超えるものもあり、スピニングタックルに比べると長い傾向にあります。

硬さに関してもM(ミディアム)・MH(ミディアムヘビー)・H(ヘビー)・XH(エクストラヘビー)とスピニングタックルより硬いものがラインナップされています。

リールに関してもスピニングタックルに比べるとより太いラインを巻くことが可能になっています。

理由としてはスピニングタックルより、ヘビー(重い)なルアーを使用することがほとんどで、それをストレスなく投げるためには、強いタックルが必要となるためです。

逆にライト(軽い)なルアーの使用には不向きとされていますが、最近の技術の進歩でライト(軽い)なルアーにも対応できるものも販売されています。

 

ベイトタックルでよく使われているラインの号数(太さ)は…

ナイロンライン、フロロカーボンラインの場合は10lb~30lb。

投げるルアーが大きくなればなるほどロッドも硬く、ラインも太くしないといけませんが、基本は12lb~16lbを使用します。

ビッグベイトと呼ばれる大型のルアーなどには20lbを超えるラインを使用します。

 

今回はバスフィッシングに必要なタックル(ロッド、リール、ライン)についてご紹介させていただきました。

 

次回は…

【ルアー(疑似餌)】

について説明したいと思います。

乞うご期待ください。

 

担当者 喜多祐樹(製品課)