鮎ブログ

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スーパークリアウォーターが織りなす川相

出張で高知に行く機会があり、最終日の移動日に有給休暇をいただいて、嶺北の吉野川に行ってきました。

嶺北吉野川といえば、後半の尺鮎狙いが余りにも有名ですが、実はスーパークリアウォーターが織りなす川相は渓流釣りのように里川とは別世界。
山と川とのシチュエーションは心を癒やしてくれます。

朝はゆっくり高知市をでて、下道で50分ほどで窪添オトリ店に到着。


おすすめのポイントを聞くと、ちょうど早明浦ダムの放水が始まったので支流がいいとの事で汗見川へ行くことにしました。

吉野川の合流地点から500mほど友釣り専用区となっているのでここで始めてみます。

石色はまずまず磨かれていて、群鮎もチラホラと見えてましたのでまずはチャラ瀬を泳がせでオトリを取ります。

仕掛はメルファブレイドTGⅡの0.1号にハリはスティング7号でスタートします。

オトリを上に飛ばして6〜8mくらい泳がせるとギラっと水中で激しく光ります。

20センチくらいの徳島県産の人工鮎です。

スーパークリアウォーターなので野鮎の反応やオトリの動き方、伝わってくる感度の正体が手に取るように分かります。

しばらくは見釣りの泳がせで楽しみ、オトリを4〜5匹取れたところで水当りのいい瀬の縄張り鮎を狙います。

瀬の中に付け引いたり止め泳がせたりとしても反応はなく、瀬の中は居ないのかな?と思いながらも今度は下から上飛ばしでその中にフラフラ入れていくと、ギランと激しい当たりをみせて掛かったのは一際大きな25センチ級。

引いても止めても反応しない鮎を視界の外から泳がせで狙うのは非常に効果的でしたが、ナイロン系の水中糸だと瀬で上に飛ばすのは難しく、大鮎だと心許ないところを、最近はメルファブレイドTGⅡを使う事で、比重が高くオトリの底なじみもよく強度充分で瀬での泳がせ釣りがやり易く気に入って使っています。

お昼前で流程の短い汗見川を探り切り、もう1箇所と穴内川へ行くことに。

ここは軽トラから2トントラックほどの大岩がゴロゴロある大岩河川。

立ち位置やポイントの送り込みが限られるため、小技の練習には打ってつけです。

先ずは川見と川を歩くとまともに歩けないほど垢腐れが酷く、水中の石にも水当りのいいど芯にもハミ跡がありません。

本当に鮎は居るのか?と疑いながらもよく見ながら歩いていると所々に白〜薄緑に見える箇所がある事に気付きます。

以前、髙橋祐次インストラクターに友釣りは川見が8割とその重要性を教わりました。

その言葉通り、少しでも白くなっているところを管理泳がせでピンスポットで狙うとギラギラと鋭い追いで20〜24センチ級が気持ちよく掛かります。

やはり見ながらの一連の釣りは今までのイメージ操作が膨らみ今後の釣りにも活きていきそうです。

スーパークリア河川で夢中に釣っていると気付いたら15時。
少し早いですが、心も身体も充分満たされたのでつかれないうちに帰路に着きました。

 

使用タックル
竿 早瀬抜き8.5m
天上糸 ザイト天上道糸PE0.4号
上つけ糸 天上道糸FC 0.8号
水中糸 メルファブレイドTGⅡ 0.1号
下つけ糸 ザイト・フロロ鮎 0.5号
中ハリス フックハナカンSM
サカサ 白一体サカサ2号
ハリス ザイト鮎ストレッチハリスソフト 1.5号
ハリ スティング、プロト、先掛ほか7号

スタッフ 藤岡裕樹

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