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柴山沖磯の虫ヘッド釣法

今シーズンは週末の度に天気が悪くなり、この時期の楽しみである但馬磯のアジ&チヌに釣行できない日が続いていましたが、先週末は久しぶりに土曜に波が落ちたため、釣行することに。

元々日曜日は別の予定があったのですが、春の嵐の影響で予定が翌週にズレたため、それなら天気がもつ土曜日は朝から晩までみっちり竿を出そうと、早朝の便で磯へ渡り、半夜便の回収で帰る欲張りプランでの釣行を組みました。
当日は6:30に出船。
この時期はあまり日中の釣りが成立しにくいので、私の他にお客さんは2名のみ。
磯は選びたい放題でしたので、水深がある鷹ノ巣に渡りました。

まずは久しぶりにショアジギング&プラッギングで青物を狙いました。
例年なら4月下旬が青物シーズンですが、周辺の海域ではオフショアでのキャスティングでヒラマサが釣れているので、可能性は0ではないはず。
が、プラッギング→ショアジギングの流れで昼まで頑張ったものの無反応で気配なし。
ボラだけは異常にいて、ジグにスレで掛かるほど。

昼食を機に虫ヘッド釣法に切り替えました。

潮はほとんど動いていないので、マキエのオキアミボイルLを数粒パラパラ撒き、その付近にサシエのオキアミボイルLLをセットした虫ヘッド1gを投入し、底までフリーフォールさせるだけなので、とても簡単。

底まで無事(?)に着いてしまったら、そのまましばらく放置するか、ゆっくり1mほど持ち上げてまたフリーフォール、もしくはカーブフォールの繰り返しです。

タナがわかった場合は、タナに到達する少し前からラインを張ってカーブフォールさせ、エサをゆっくり落すのも有効です。

この釣りのコツは

①フォール中のラインの変化を見逃さない
②フォール時間をカウントしておく
③何か違和感があればラインを張って様子をうかがう
④マキエは撒きすぎず、切らさず適度に投入

ぐらいでしょうか。

このポイントでは、風や潮にカウント80~120秒前後で着底です。
日中は60秒あたりからアタリが出るので、それに集中します。

開始してしばらくはエサが盗られませんでしたが、マキエが効いてくるとたまにエサが盗られるようになりました。
エサ盗りは厄介ですが、この程度なら全く問題ありません。
むしろエサが盗られない状況が続くほうがマイナスです。

投入を繰り返していると、カウント80ほどで何か当たり、エサが盗られるようになりました。
この釣りはジグヘッド単体のシンプルな構造なので、アタリは思った以上に明確に出ます。
何度か空合わせをしていると、ようやく掛かったのは10cmほどのサンバソウ。
この時期にサンバソウを掛けたのは初めて。
水温が13度あるようなので、例年よりは高いのではないでしょうか。
そして次に掛かったのは、20cmを超えるショウサイフグ。
定番のエサ取りでした。

しばらくすると着底直前にアタリがあったので、少しライン張って様子をうかがうと、ティップを押さえ込むような明確がアタリがあったので合わせると、ライトタックルを絞り込む強烈な引きが。

足元からズドンと深いポイントなので根ズレの心配がないため、やり取りにはさほど神経を使わずに済みますので、ゆっくり引きを楽しんでいると、やがてシルバーメタリックの魚体が浮かび、タモに収まりました。

良型のチヌ(クロダイ)でした。

1匹釣れると連続で掛かることも珍しくありません。
それほど時間を置かずに次もチヌがヒット。

先日湾を挟んで反対側の大島でチヌの2ケタ釣りがあったとのことなので、このまま入れ食いかと期待していましたが、チヌのアタリはそれで終了。

しばらくして中層のフォール中にラインが走る気持ち良いアタリが。
よく走り、よく引いたのでグレかと思っていると、姿を見せたのはマダイ。

45cmほどの食べごろサイズでした。

この後、エサ取りが増えて本命のアタリが途絶え、日中の釣りは終了。
日暮れ前に夕食をとり、食後からはマアジ狙いに切り替えました。

マアジ狙いといっても、特にやることは変わりがなく、基本的にはフリーフォールの釣り。
タナが浅くなることと、釣れだしたらマキエのペースを上げることぐらいでしょうか。

日が暮れると底までジグヘッドが到達すると頻繁にガシラがヒットするようになりました。

時合いがスタートしたのは19時過ぎ。
前回2月に釣行した際は60秒ほどの深場でしたが、当日はカウント30秒からのスタート。
フリーフォールしていた時に小さく「コツン」とアタリがあったので、合わせるとギュイーン。
右へ、左へ走り回る心地よい引きを堪能。
慎重に引き抜いて取り込むと、すぐに口切れでポロリ。

35cmほどの良型マアジでした。

時合いが始まれば、マキエのペースを上げます。
マキエの切れ目が縁の切れ目です。

立て続けに30cmクラスが3匹ばたばたとヒットしたので爆釣を予感しましたが、なぜか急にアタリが止み、その後はポツポツ。

半夜のお客さんが多かったので、22時まで延長する人がいたら私もやろうと思ってましたが、当日は皆さん21時上りでしたので、私もその時間に納竿。
アジは10数匹とまずまずの結果でした。

柴山の磯では、4月下頃までこの釣りが楽しめます。
もちろんそれ以降も楽しめますが、エサ取りが多くなったり、アジのアベレージサイズが下がったり、青物が本格化したりするので、今がベストなシーズンだと思います。

特別な道具は不要で、ライトタックルと虫ヘッドがあれば始められる簡単なエサ釣りですので、興味があればぜひチャレンジしてください。

■釣行日 3/27

■タックル
ロッド:月下美人 AIR AGS AJING A79L/M-S
リール:ルビアス FC LT2000S
ライン:マイクロゲームPEハイライト0.3号
リーダー:ザイト・磯フロロ1.5号1ヒロ
ジグヘッド:虫ヘッド1g
マキエ:オキアミボイルL
サシエ:オキアミボイルLL

当日の模様を個人のyoutubeチャンネルにアップしました。
合わせてご覧いただけますと幸いです。

 

スタッフ 西浦伸至 

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