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普段と違うお盆、オモリグと友釣り

こんにちはスタッフ藤岡です。
今年の盆休みはコロナ禍の影響もあり、普段と違うお盆を過ごされた方も多いのではないでしょうか?

かくいう私も例に漏れず、実家への帰省や観光は諦め、三密をさけた釣り三昧な休みを過ごした特別な夏休みとなりました。

【1日目】

この日は盆休み初日。
日頃の疲れをとるため、ゆっくり起床してからお昼ごろから鳥取県賀露のオモリグゲームに出向きます。
鳥取といえばオモリグ発祥の地とあって船長やお客さんは精通されている方が多く、勉強の意味も込めて時折乗船させていただきます。

当日はシーズン中盤とあって大剣も少なくなり、小~中剣主体の秋シーズンの走りとなる状況でした。
今までの50m前後のアンカー打ちから沖の水深90mラインをシーアンカーで流す流し釣りへと変わり、当然釣り方も変わってきます。

流し釣りの場合、良くも悪くもイカの群れの入れ替わりが激しいため、時合があるというより群れに遭遇した時にパタパタ釣れるイメージとなることが多いように感じます。
このため、イカが定位している棚も群れによって異なるため、普段より広めに探ると数釣りのコツとなります。

この日もまさしくこのパターンにはまり、扱いやすく手返しがいいからまんオモリグリーダーシングル100cmで30~40mほど探るとよくアタリが出ていました。
しかし残り少ない大剣狙いならやはりボトムメイン。
からまんオモリグリーダーダブル150cmでゆっくり見せながらエギのローテーションを細かく行っていると時折40cmを超える良型が顔を出す状況。
数か型か?悩ましい季節となりましたので、あらかじめどちらを狙うか決めておくと良い結果になるかもしれませんね。

 

【2日目】

前夜のイカの夜釣り明けとあってこの日もゆっくりと起床。
溜まっていた家事や用事を済ませても時刻はまだ15時過ぎ。
このままゆっくり過ごすのも良かったのですが、折角なら贅沢に涼しい川辺で夕涼みでもと思い立ち、30分ほど車を走らせ近くの川へ入ります。
私の住む兵庫県西脇市は自然に囲まれた環境で1時間圏内に鮎釣りができる河川が3つもあるなど鮎釣り師にとってはとても恵まれた環境となっています。

この日入った川は昨年効き鮎大会で準グランプリをとった小田原川。
渓流相の川相と透明度の高い水に住む鮎は人工と湖産の17~20cmがメインの完全放流河川。

川幅もやや狭く浅いポイントが多いため、泳がせの練習にはもってこいの河川となります。
使用する仕掛はSR-45ナイロンの0.175号とハリは秀尖などシワリ先のハリがメインとなります。
この日も土用隠れから出てきたタイミングでポツポツと掛かってくれて、晩御飯のおかずも十分に確保し気持ちも癒されたので気持ちよく2時間で納竿としました。

 

【3~4日目】

この日は盆休みで一番気合の入った釣行。
単独で高知県四万十川中流域に挑みます。
西脇を2時に出て7時前にポイントに到着、前回良かった大正地区のJR高架下の瀬から入ります。

まずは瀬肩の泳がせでSR-45ナイロンの0.25号を張りオトリを確保する予定でしたが、居つき鮎が居ないのか姿が見えるものの全く追いません。
40分ほど粘りましたが、痺れをきらして瀬の中へ突入していきます。
前回もそうでしたが、石に鮎が付くというよりは岩盤に付いていることが多かったので、岩盤が見えている付近を中心に引き釣り泳がせを行います。
仕掛は良型が出てくる時期なので、SR-47Ⅱの0.1号複合メタルにハリはスティングの7.5号と大鮎狙いの太掛けに張り替えます。

15分ほど反応を見ながら釣り下った岩盤でようやく目印が激しく消し飛び1匹目をキャッチ。
24cmの体高高く奇麗な美鮎を前に、この鮎のために四万十まで来たんだなと心満たされる1尾となりました。

ここからは循環の釣り。
早速、釣れた野鮎を放すと簡単に2匹目をキャッチでしたが、ただ顔掛かりだったため追いがいまいちと判断し、守備範囲の広い満開チラシキツネ3本の8.5号に交換します。

やはり予想通り、循環も途切れ途切れになるほど活性はさほど高くなく、なんとかチラシの下バリで拾える程度でしたが、このような低活性のタイミングはチラシ仕掛にいつも助けられます。

ただ悪い時ばかりだけでもなく、いい場所にはしっかり良い鮎も居付いていて、ここぞという場所では荒瀬の9号に交換し確実に獲れる仕様に交換します。
結果、数こそ18匹でしたが最大26.2cmを筆頭に23~25cmの良型鮎をキャッチできるなど四万十の鮎釣りを堪能して1日目終了。

翌日は単独釣行で四万十へ来ている同僚の西浦と合流して昭和大橋下から釣り始めます。
まずは瀬頭の泡の中でオトリごろのサイズをキャッチしてほっと一安心。

昨日同様、岩盤を中心に早瀬~急瀬にオトリを入れていきます。
このポイントは水押が強いのでハリは荒瀬9~10号の3本をセット。しっかり重量を残してケラレを防ぎながら急瀬の中でも長良型フォルムのキープ力はピカイチ。
押しの強いポイントで確実に獲りたい時はお勧めです。

この日は狙い通り早朝から反応が良くいいポイントに入るとガコーンと手元に伝わります。
順調に釣り上がりながら気づけば10時過ぎ。
反応も悪くなってきたので、瀬肩のトロ場まで戻りSR-45のナイロン泳がせ0.25号に切り替えます。
朝は瀬、昼トロ、夕のぼりとはよく言ったもので朝には見えなかったトロ場に沢山の鮎が見えたので試しに泳がせてみると3連発で即かかり。
そのあとも2鮎追加して、気持ちよく12時に納竿しゆっくりと帰路に付きました。

コロナ禍の影響で普段と違う盆休みを過ごした今年の夏。
個人行動での釣り三昧で心は十分満たされたものの、やはり家族や友人たちとの交流がないのも寂しいものです。
はやく以前のように釣りもプライベートも充実した日々がやってくることを願う夏休みとなりました。

 

スタッフ 藤岡裕樹

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