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淡路島炬口港大波止のタンコブゲーム

今年の淡路島は2月後半になってもあまり水温下がらず、平年と比較して2度以上も高い状態が続いています。
その恩恵を受けて厳寒期になってもコブダイの食いが良く、島内の各所で釣果の声が聞かれており、タンコブゲームには持ってこいの状況です。
2/26は代休をとっており、北風がやや強い予報でしたが天候は良かったので、朝から淡路島のコブダイ探索をすることにしました。
今回は過去自分が釣ったことがないポイントばかりを回りますので、少々リスキーな探索です。

淡路インターを降り、西浦側の波止を北から転々と南へ探索しますが、コブダイの姿は見えません。
この時期は潮が澄んでいるので、浅場の波止ならある程度はコブダイがいるか居ないかが目視でわかります。
例年よりは水温が高いものの、やはりまだ浅場は早いのでしょうか。。

やがて伊毘を経由して福良まで走り、さらに由良にまで到達。
こちらではしばらく竿を出したものの、エサ取りのアタリのみでした。

ここまでは浅いポイントばかりだったので、水深があるポイントを探索しようと洲本港赤灯へ移動。


目の前の洲本一文字がコブダイの有名ポイントなので恐らく粘れば釣れるとは思いますが、どうしても北側に見える炬口港大波止のスリットケーソンが気になって仕方ないため、1時間ほどで移動することに。
スリットケーソンはコブダイにとって絶好の住処なのです。

大波止の外側には投げ釣師の方が3名いたので、一番奥で竿を出すことにしました。
こちらも底が丸見えだったのですが、ケーソン際や敷石には海草がたっぷり付着しており、コブダイの気配がむんむんします。
時刻は16時過ぎ。
夕まずめのチャンスです。

潮も風もなく、水深が浅いので、使用した虫ヘッドパワーは2g。
PE2号+フロロリーダー12号の強めのタックルは置き竿に。
PE1.2号+フロロリーダー8号のややライトなタックルは手持ちにして、探り釣りをすることにしました。
エサはバナメイエビを使用。

釣り始めて10分ぐらいすると、敷石に沿って泳ぐコブダイの姿が見えましたが、何かが気に食わなかったのかすぐに姿を消しました。
「人が多いポイントだけあってスレているのか…」
落胆していると、通りかかった地元のおじいさんに何を狙っているのか尋ねられ、コブダイを狙っていると返すと、
「ここは大きなコブダイが泳いでいるのがよく見えるよ」
と釣り人の活性が上がる情報をいただけましたので、まだ他のコブダイがいるはずだと信じてアタリを待つことにしました。

その10分後ぐらい。
潮上からまたも敷石に沿って良型コブダイが泳いできたのが見えたので、エサの存在を気づかせるために50cmほどリフトしてカーブフォールさせると、コブダイは真っ直ぐエサへ向かって進み、ふっと姿が見えなくなりました。
「あれ?またどこかに行ったのか」
と思ったのもつかの間、ズン、ズンと重いアタリが竿にのしかかり、一気に魚は走り出しました。

手持ちでのアタリだったので、主導権はこちらにあると思っておりましたが、物凄く元気な魚で、全く言うことを聞いてくれません。
しかもこのタイミングで置き竿にも当たりが来てしまい、激しいドラグ音を鳴らしながらリールからラインがどんどん出されていき、しばらくして止まりました。

突然の出来事で少しパニック状態に陥りましたが、とりあえずは何とか掛かった魚を底からリフトさせようと、タックルの限界近くまでドラグを締めて勝負に出ましたが、魚は止まることなく、やがて根か藻に入って動かなくなってしまいました。

「これは終わったかも…」と再び落胆しつつも糸を少し張ったまま出てくるのを待っていると、2~3分ほどで運よく出てくれました。
いつもなら出てくれた後はすんなりと浮かすことができることが多いのですが、この魚は妙に元気で全くパワーが落ちません。
巻いて出されてを繰り返し、波止を横へ移動したり、スリットへ入られるのを避けようと竿を前に突き出したりしているうちに、やがて水面まで浮かせました。
タモが短かったので、寝転がって何とかネットイン。

サイズは67~68cmながらも体高があり、今まで釣った中で一番スリリングでパワフルなファイトをしてくれたコブダイでした。
パワーがあるタックルでの強引なファイトも楽しいですが、ライトタックルでのテクニックを駆使してのファイトもまた乙なものです。

リリースした後、急いでもう1本の竿を確認したところすでに完全に根に入っている状態で、少しだけ引っ張れましたが、さらに根の奥へ入ってしまって全く動かなくなり、しばらく待っても動かないので無理に引っ張ってラインブレイクで終了。
置き竿には今回①ドラグは緩々②尻手ロープをつけるの対策をしておりますが、もしそれをやっていなかったら、タックルが海にダイブするところでした。
竿を2本出される方はくれぐれもご注意ください。

その後は少しだけ様子を見て、早めに納竿。
国道28号線を北上し、淡路インターにのって帰路へ。
淡路島をほぼ一周した探索でした笑。

今回の探索もぎりぎりでしたが結果を出すことができ、大満足の釣行となりました。
今後暖かい日が続けば、浅場でコブダイが見えることも増えてきますので、いつもと違うポイントを探索するのも面白いかと思います。

■タックル(手持ち用)
ロッド:Foojin’R 108MX
リール:イグジストLT4000-CXH
ライン:PE1.2号
リーダー:フロロ8号/3ヒロ
虫ヘッドパワー:2g
エサ:バナメイエビ

スタッフ 西浦伸至