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2021年初頭の釣り

新年明けましておめでとうございます。何かと厄介な2020年でしたが僕も無事に新年を迎えることが出来ました。昨年からのコロナ禍においての釣りですが遠征こそ少なくなったものの幸いにして僕はほぼ普段通りの釣りが出来ています。この冬も変わらずヒラスズキにマルスズキ、そしてメバルや冬チヌなどのライトゲーム。手軽で身近な釣りほど最強?と自負しておりますので(笑)。 状況はと言うと晩秋、昨年は釣れ出し=海が荒れだすのが遅くて出だしはゆっくりでしたがその後の磯のヒラスズキは順調、12月そして強烈な寒波に見舞われた年末年始でしたが仲間たちも良く釣っています! 一方ヒラスズキ同様、「季節の風物詩?」としてもうかれこれ30年以上も楽しんでいる「冬の自然護岸のマルスズキ釣り」。こちらは昨年同様大型のマイワシが接岸したもののいわゆる大釣りはまだ少なくてシブいながらに釣れている状況。いわゆる冬の落ちスズキですが昨今の天候状況や季節変動などからか年々パターンは変わりつつあるようです。例年なら大挙サーフへ接岸する大型サヨリの群れも今冬はまだ少ない状況。とは言え元来いつもたくさん釣れるような魚ではないので「とにかく一尾?」っと仲間と共に楽しんでいます。ライトゲームはと言うと大阪湾の沿岸部ではアジも抜けようやく落ち着いた冬のメバルは順調。残念ながら1月初頭は寒波との戦いではありましたが(笑)メバルもそろそろ抱卵のピーク。この後ひと息ついてまたアフター狙いにというパターンですがもうすでにアフターな魚もたくさん居るようでサイズも状態も様々なメバルが釣れてくれています。そして僕自身冬の大きな楽しみのひとつが「冬チヌ」一部エサ釣りマニアの間ではこの時期のチヌ釣りに楽しみはご理解いただけると思いますが。ルアー(底ズル)でもこの冬から3月ごろまで乗っ込みも交えてとても良く釣れる時期です。寒波が明け「冬の適水温」になれば通おうと思っています。…とにもかくにも言わせていただきますがヒラスズキ&冬のマルスズキにはSTX-58&45ZN最強!!底ズル=最強強度の「オーナー リグフック・チヌ」をお忘れなく!…という訳で至って例年通りの釣りのタケダさんであります!

STX-45ZN#4

STX-45ZN#4

STX-58#3

仲間と新年の釣り!

豆アジ弾丸1g

虫ヘッド1g

2021初冬メバルも順調です!

 

・最近釣りを始めた皆さんへ!
2020年はどうやらプチ釣りブームのようでアウトドアーや釣りが一気に大人気!昨年からいきなり釣りを始めたり再燃した皆さんもたくさんいらっしゃるかと思いますのでここはひとつ「タケダさん的・初心者の釣りの楽しみ方」みたいなことをお話したいと思います! まずは「小物釣りを!」そして「釣れる釣りを!」…これが一番(笑) 海ではおそらくサビキ釣り・タチウオ釣り・アジング・エギング・ライトショアー青物…この辺りが最近の岸からの「海釣り入門」ではないかと思いますがまずは「自分で手軽に釣れる釣り」から始めましょう!…結局自分で釣ってみないとよくわからないから?であります(笑) 僕がもし「これから釣りを始めたい」と言う友人がいればまずは高確率でアジが釣れる凪の日のアジング。(もちろん僕がガイドしなくてはいけませんけど!)今や一大ブームのアジング(=海のルアー釣り入門)なので一度釣ればその面白さはよーくお分かりいただけると思います…が、何せ海。釣れない時も大いにあります!(笑) 入門しやすいサビキ釣りであれタチウオ釣りであれ、やはり海釣りはできることなら最初はその釣りをしている人と一緒に行くことをお勧めします。釣り方はもちろん、釣りについてのマナーや釣れる時釣れない時の対処の仕かたみたいなことを教えてもらえるはずなのでたとえその後すぐに一人で行くにしてもまずは教えてもらうことが圧倒的に近道です。「そんな知り合いも居ないけどとりあえず行ってみたい!」っという皆さんへは「最初から釣果を当てにしないつもり」でとお伝えしておきます。そりゃー見よう見まねでたまたまよく釣れれば最高ですがそうでないことの方が圧倒的に多いかと思うので、まずは下準備だけはしっかりとして最初の釣りは見学がてらくらいのつもりで是非。釣りたい気持ちは重々わかりますが今や釣り場も混雑しがちだし最初から釣れない日に我慢し続けるのはお勧めしませんので! またこの冬「何でもいいからとにかく魚を釣ってみたい」という事なら迷わず郊外の「マスの管理釣り場」もお勧めします。(関西ではもうすでに大混雑との話も聞きますが(笑))。こちらは道具も借りれるところもあったりして至って手軽。
何故に釣り場や釣りものをいちいち説明しているかと言うと(特にここ20年ほどは)釣りも急速に進化したあげくいわゆる「竿・糸・ウキ・オモリ・はり&エサ」で簡単に釣れる魚(釣り方)はとても少なくなってしまっていてどうしても「それなりの準備と釣りかた」になってしまうから。
本当にとりあえずなら「のべ竿・テグス・玉ウキ・はり&サシ」なんかで冬でも手軽に行ける郊外の小川のハエ(オイカワ・ヤマベ)やカワムツなんかを釣って楽しんで欲しいんですが今となっては釣り歴○○年を自負するような人でさえこの様な初歩的な釣りをしたことが無い人もとてもとても多くて「基本中の基本」がないような状況なのであります。…今や海ではなんとかハゼ釣りくらいかなぁ???
「とりあえず釣れるからタチウオいこ!」「ウナギ釣り行こ!」「タコ行こ!」ってな具合に誘われる方も多いかと思いますがやはり釣りの基本はシンプルなウキ釣りとミャク釣りがいいと思います。なので僕からは管理釣り場のマス(ウキ釣り)とアジング(ミャク釣りの延長)がいいかなと??? 幼少期からザリガニ釣り・池の雑魚釣り・フナ釣り…と始めた僕が言うから間違いありません(笑) その後ルアーをするにしてもフライをするにしてもマニアックな釣りにドハマリするにしてもやはり「釣りの基本」は知っててほ欲しいなぁ?っと。この基本があれば釣りに関する最低限のマナーや、魚の扱い方などは人に教えられなくてもわかるはず。だからこそであります。とにかくまずは自分で魚を釣る楽しみ方を知って欲しいと思います! 「フナに始まりフナに終わる」もう死語かもしれないけれどこれはとても重要なことのでなんとか復活させたいなぁ?…。
という訳で現在を取り巻く様々な環境の中での釣りなので僕自身釣り人で釣りを生業にしていることもあってたくさんの皆さんが釣りを楽しんでくれるという嬉しさと「なんかぐちゃぐちゃになったらどうしよ?」っという不安がよぎっています。釣り場に釣り人が増えて困惑する近隣住民の皆さんや新しい釣り人に圧倒されて嫌な思いをしている古くから釣りを楽しまれている皆さんや仲間たちからの「悲しい声」も聞きます。僕はいろいろな所でいろいろな方たちへ話をさせていただくことも多いですが改めて…所詮自然相手の人間の遊びゆえルールは作れません。作ったとしてもそれはきっと無意味なものになるでしょう。僕が思う簡単なルールは「全員が少しずつ遠慮すること」釣り場に対して人に対して魚に対してです。こんな気持ちでみんなが楽しめば様々な問題はなくなるはず? 初心者も上級者も関係なく「いい大人の遊び方」を是非作っていただきたいと思っています! さぁ今年もまた春からのシーズンに向けて色々と楽しみが? このコラムでもまた道具についてそして「はり」について色々とお話しさせていただこうと思っていますので皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

釣り以外は自粛してます!

以上。

 

プロフィール…武田栄(たけだ・さかえ)1967年大阪市生まれ
カルティバフィールドテスター /Go-Phish代表/ 釣り研究家
幼少期の釣りからルアーに目覚めバスフィッシングはもちろん、10代の頃よりいち早く海のルアーゲームに精通、その後様々なスタイルを構築。20代では釣りと同じく楽器(ドラム)演奏にも没頭(2000年ビクターエンターテインメントよりメジャーデビュー)。現在は釣りとともに地元関西の個性派グルーヴァーとしても活躍中。関西最古参SW釣りクラブ会長、老舗ルアーメーカー勤務を経てプライベートブランドGo-Phish(ゴーフィッシュ)を設立。自身の開発アイテムはもちろん様々な釣具メーカーとの企画人気アイテムも多数開発。雑誌メディアでもおなじみ愛称はタケちゃん。その明るい人柄にファンも多い。趣味は「おしゃべり」。合言葉は「ゲームフィッシュは出かたが命!」「楽しくなければ釣りじゃない」