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気になる初心者のその後?…やはり釣り人の集まりは重要だなぁと思う今日この頃です!

第12話【気になる初心者のその後?…やはり釣り人の集まりは重要だなぁと思う今日この頃です!】

秋も深まって釣り最盛期である!関西では「きたきた!今年も関西ではタチウオ一色やなぁー?」っといくらい売り場は大盛況(笑) (オーナーさんの「包ワーム」は凄いと思います!)もちろんイカもアジも大人気、オフショアもタイに青物にと人気の釣具屋さんでは連日大賑わい!とにもかくにも流行の釣りは何かと目立つのでより一層のこと流行ってる感が出てしまうのはしようがない事であるがそれにしても週末ともなれば売り場はお祭りの様である(笑)。一方ハイシーズンを迎えた秋シーバス、ヒラスズキ、ショア青物、メバルゲームなどは一見すると静かそうに見える人もいるかもしれないがこれまたこの時期を待ちに待ったファンがにわかに準備を始めている。(今年のメッキは凄い数!)春と秋の釣りはおもしろい!特に関西人は露骨でわかりやすいから僕から見ても釣り人の動きは手に取るようにわかる。そんな釣り人たちを横で見ていて「この秋もきっと様々な釣りのドラマが生まれるんやろなぁ?」っとこちらも楽しい気分になったりもする。最近は釣りを始めるのも以前に比べれば大そう楽であるからより賑わいを見せるが問題は「で、その後大丈夫なんかいな?」っという疑問?イベントで様々なお客さんたちと話をすると悩みや疑問、夢や目標は実に様々? 現実、釣具店スタッフさんに聞いてみると「そうなんです。釣りを始めて2年目くらいになると他の釣りものもどんどん気になるという方が多くて特に順序というものもなくて実際お客様も販売する方も良く分からなくなってるところもありまして…?」…想像どおりである。釣りものが多いことは実にありがたいことではある。がしかしその後どうするか?今の釣りをさらに続けるか?ほかの釣りものに挑戦するか?このままやめてしまうか…?残酷な様ではあるがその先は各人の運とセンス、ガッツ次第なのであるからしようのない事ではあるが少し知り合いになった初心者の話なんかを聞くとなかなかその釣りの本来の面白さが伝わっていないようなことも多くて僕もいささか残念な気分になることもある。「うまく楽しい釣りを続けて行って欲しいなぁ?」っと切に願うが今のところこの「流れ」に押されて細かく上手くアドバイスが出来る環境もなかなかない。
 
そういったことも含めて何かできることのひとつとしてイベントがある。 現在釣具店さんで開催されるイベントは主にメーカーさんの新製品の告知、時期の釣りものの関連商品の販促などであるが僕の参加するイベントは少々違っていてそれらメーカーさんとの共同イベントに加えお客様へのコンシュルジュイベントや小さな釣り大会などもする。もう何年もこんな具合で活動しているけれど結局お客さんは常に悩んでいて、いい悩みならともかくどうも迷宮に入りそうな悩み(買い物)も多いようで何とか少しでも力添えが出来ればと思うのである。

釣りは「学ばないといけない」。いくら大そうに道具を揃えて準備をしても釣り場や釣り方を知らないと意味はない。最近の流れに乗って釣りを始める初心者の多くはこのことを理解できていない方も多く居るようである。「とにかく何にでも使えるもの」は基本存在しないのだ。(笑) まずは「どんな釣りをしてみたいか?」「どこで何を釣るか釣りたいか?」あたりは自分で決めないといけない。海のルアー釣りの場合は堤防のサビキ釣りや五目釣りの様な釣りはないのである。また知り合いの船長さんたちからもいろいろな話を聞くがオカッパリはともかく船釣りの場合は尚のこと道具選びは慎重にしないといくらいい船に乗ったとしてもまったく釣りにならないこともある(笑)。

とかく便利になった時代とはいえこの釣りの世界では逆に不便で遠回りになっていることもたくさんあるから思わず笑えてくる。まずは手軽な釣りを覚え足しげく釣り場へ通いその釣りを正しくマスターしその間にルアー釣りの基本をしっかりと学ぶこと。そして釣具店スタッフさんを含め出会う人たちから出来るだけ多くの事を学び自分の釣りをより強固な物にしていく。その過程で良い仲間とも知り合っていく。時間も労力もかかるがこれが答えだと思う。僕はただ流行ってるだけの釣りはあまりしない。海のルアー釣りを始めてそれがおもしろくなっていろいろな釣りを始めて僕がする釣りもするようになってその中で我がGo-Phish(ゴーフィッシュ)へ来てくれる確率は実にわずかなものであるがうまくここへたどり着いてくれたアングラーは間違いなく本物だと自負している。本当に釣りが好きになったみなさんへは是非僕と一緒に「より楽しい釣りの世界」への高みを目指したい。

もちろん我らがオーナーばりもそう。実に堅実でマニアックなモノづくりの精神は確実に真面目に釣りをする多くの皆さんへ伝わっているはず。「これが最強!」「これならイケる!」というアイテムをこれから先もリードし続けて行ってくれるであろうと願います。
オーナーばり主催のイベントなどがあれば是非皆さん、聞けば聞くほど楽しい「はりの話」を是非。ためになります!

という訳で僕もこの秋釣具店さんでのイベントに加えてフィールドでのイベントも企画しました!名付けて「一日だけのプロショップ日ノ岬オープン!」と題した紀伊半島でのロックショアアングラーを中心とした釣り人同士のふれあい会とゴミ拾いイベント。前夜祭では深夜まで釣り人同士の交流会をし、翌朝は釣りのあと少しの時間フィールドのゴミ拾い。午後はみんなでランチをし様々な釣りにまつわる話をして過ごすというごくごくまったりなイベント。実はこれ、その昔プロショップさんなんかが主催してた小さな大会や集まり。2019/10/19(土)~20(日)(悪天時は中止?)和歌山県日ノ岬へ集まれる皆さんは是非どうぞ! 得か損かは参加してみてからお決めください!(笑) 是非いろいろな皆さんと交流して欲しいと思います。

プロフィール…武田栄(たけだ・さかえ)1967年大阪市生まれ
カルティバフィールドテスター /Go-Phish代表/ 釣り研究家
幼少期の釣りからルアーに目覚めバスフィッシングはもちろん、10代の頃よりいち早く海のルアーゲームに精通、その後様々なスタイルを構築。20代では釣りと同じく楽器(ドラム)演奏にも没頭(2000年ビクターエンターテインメントよりメジャーデビュー)。現在は釣りとともに地元関西の個性派グルーヴァーとしても活躍中。関西最古参SW釣りクラブ会長、老舗ルアーメーカー勤務を経てプライベートブランドGo-Phish(ゴーフィッシュ)を設立。自身の開発アイテムはもちろん様々な釣具メーカーとの企画人気アイテムも多数開発。雑誌メディアでもおなじみ愛称はタケちゃん。その明るい人柄にファンも多い。趣味は「おしゃべり」。合言葉は「ゲームフィッシュは出かたが命!」「楽しくなければ釣りじゃない」